2016.01.05 | ニュース
オリーブオイルで血圧が下がった
18人を分析
from European journal of nutrition

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高血圧は、脳卒中や心筋梗塞など様々な病気につながります。今回の研究では、フェノール類を多く含むオリーブオイルが血圧を低下させる効果があることを報告しました。
◆オリーブオイルの効果
今回の研究では、健常者18人を以下の2群に分け、血圧への効果を検証しました。
- フェノール類の含有量が多い(366mg/kg)オリーブオイルを使う食事
- フェノール類の含有量が少ない(2.7mg/kg)オリーブオイルを使う食事
これらの食事を3週間行いました。
◆フェノール類を多く含むオリーブオイルで血圧低下
以下の結果が得られました。
HPCは介入前とLPCと比べて収縮期血圧を減少し、LPCと比べて拡張期血圧を維持した。
フェノール類を多く含むオリーブオイルは、最高血圧を低くしました。
フェノール類が多く含まれるオリーブオイルは、エクストラバージンオリーブオイルが代表例です。今回の研究では、1日25mlの摂取により改善したという結果でしたので、小さじ1-2杯分になりますが、この程度の量であれば続けられるかもしれません。
執筆者
参考文献
Effect of olive oil phenolic compounds on the expression of blood pressure-related genes in healthy individuals.
Eur J Nutr. 2015 Dec 12
[PMID: 26658900]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。