◆緑茶を与えた肥満ラットはどうなるか?
研究班は、実験用のラットに緑茶をエサに混ぜて与えたうえ、太りやすいエサで肥満にさせ、体重や血液中の脂質などの指標に変化があるかを調べました。
◆脂質、体重などが減少
次の結果が得られました。
[...]緑茶を与えられた肥満ラットは、対照の標準的飼料を与えたラットに比べて、高脂血症、脂肪合成量、体重、脂肪貯蔵量といった肥満の指標の減少を示した。
緑茶を与えたラットは、与えなかったラットに比べて、体重や血液中の脂質などが少なくなりました。
緑茶の効果については多くの研究があり、物質の代謝などを通じてどのように働くかが明らかにされつつあります。こうした結果から、肥満やそこから起こる病気の予防に向けた研究がさらに一歩進むかもしれません。
執筆者
参考文献
Green tea extract activates AMPK and ameliorates white adipose tissue metabolic dysfunction induced by obesity.
Eur J Nutr. 2015 Sep 11 [Epub ahead of print]
[PMID: 26361764]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。