2015.11.09 | ニュース

大腿骨骨折の退院後に元いた家に戻れないリスクが高い人は?

オランダの研究チームが444人を分析
from Archives of orthopaedic and trauma surgery
大腿骨骨折の退院後に元いた家に戻れないリスクが高い人は? の写真
(C) Robert Kneschke - Fotolia.com

大腿骨骨折の受傷後では、元々自宅で暮らしていても、退院先が施設になることがあります。今回の研究では、そのような元いた家に戻れないことは、どのような場合に多いか検証しました。

◆大腿骨骨折の退院後に家に帰れない人に多い背景を検証

今回の研究では、65歳以上で大腿骨骨折を受傷した444人を対象に、退院先を追跡調査し、元いた家に帰ったかどうかと、年齢や健康状態などの関連を検証しました。

 

◆年齢が高く、認知機能が低く、病前の能力が低い

以下の結果が得られました。

年齢、パートナーがいないこと、認知症、骨折前の日常生活動作能力や移動能力がより低いことは、退院時、3ヶ月時点、12ヶ月時点での自宅へ帰れないことの独立因子であった。

自宅に帰れなかった人に、以下の4つの場合が多く見られました。

  • 年齢が高い
  • パートナーがいない
  • 認知症がある
  • 骨折前の動作能力が低い

 

骨折の再発防止や日常生活のケアには、住宅改修や介護サービスの利用によって、解決する問題もあると思いますが、このような背景があると施設の利用を勧められやすいのかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Risk factors for failure to return to the pre-fracture place of residence after hip fracture: a prospective longitudinal study of 444 patients.

Arch Orthop Trauma Surg. 2012 Jun

[PMID: 22311748]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

MEDLEYニュース新着記事