2015.10.16 | ニュース

悪夢にうなされないためには何をすれば良いか?

ランダム化比較試験により検証
from The Journal of clinical psychiatry
悪夢にうなされないためには何をすれば良いか? の写真
(C) Andrey Popov - Fotolia.com

心的外傷後ストレス障害(PTSD)など、悪夢を症状とする精神疾患があります。今回の研究は、精神疾患を持つ患者を対象にイメージリハーサル療法を行い、悪夢に対する効果を検証しました。

◆イメージリハーサル療法の効果を検証

イメージリハーサル療法は、悪夢を見たあと、その内容を悪いイメージから良いイメージに変えていく心理療法のひとつです。

今回の研究は、精神疾患の診断を受けた90人の患者をイメージリハーサル療法または通常の治療の2群にランダムに分けました。

 

◆イメージリハーサル療法で悪夢の頻度などが改善

以下の結果が得られました。

イメージリハーサル療法により、悪夢の頻度、悪夢による苦痛、精神病理学的指標が、通常の治療と比べて、中等度の効果が見られた(Cohenのd=0.5-0.7、p<.05)。

これらの効果は、3ヶ月の追跡時点でも大部分は継続していた(Cohenのd=0.4-0.6、p<.10)。

イメージリハーサル療法は、悪夢の頻度や苦痛などを改善するという結果でした。

 

PTSDなどの心の病気には薬の治療のほか、さまざまな心理療法があります。このような治療もあることを頭のすみに置いておくと良いかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Imagery rehearsal therapy in addition to treatment as usual for patients with diverse psychiatric diagnoses suffering from nightmares: a randomized controlled trial.

J Clin Psychiatry. 2015 Sep

[PMID: 26455674]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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