2015.10.12 | ニュース

歯垢と歯肉炎を防ぐもっとも良いマウスウォッシュは?

ランダム化比較試験により検証
from Oral health & preventive dentistry
歯垢と歯肉炎を防ぐもっとも良いマウスウォッシュは?の写真
(C) Andrey Popov - Fotolia.com

歯垢が溜まったり、歯肉炎が起きると口臭や歯の弱化につながります。今回の研究では、いくつかの口内洗浄薬を比較し、どれで口をゆすぐのが、歯垢や歯肉炎に有効か検証しました。

◆いくつかのマウスウォッシュの有効性を検証

今回の研究は、70人を以下の4群にランダムに分け、1日2回、35日間、口をゆすいだときの効果を検証しました。

  • クロルヘキシジン0.2%とアルコールで口をゆすぐ群(CHX1)
  • クロルヘキシジン0.2%、アルコールなしで口をゆすぐ群(CHX2)
  • クロルヘキシジン0.2%と変色予防マウスウォッシュで口をゆすぐ群(CHX3)
  • 生理食塩水で口をゆすぐ群

 

◆変色予防マウスウォッシュはクロルヘキシジンの歯垢減少効果を弱くするが、炎症を抑える

以下の結果が得られました。

CHX3に対してCHX1(p=0.02)、CHX2(p<0.05)、CHX1/CHX2(p<0.05)で統計的に有意な差が見られた。

対照的に、CHX3は炎症インデックスの減少により効果的であった。

歯垢に対してクロルヘキシジンで口をゆすぐとき、変色予防マウスウォッシュを使うCHX3よりも、使わないCHX1とCHX2のほうが有効でした。その逆に、歯肉炎に対して有効であったのは、変色予防マウスウォッシュとクロルヘキシジンで口をゆすいだ群でした。

 

口内環境は健康とも関連していると言われています。より清潔な環境を維持することで、将来的にも歯が抜けにくくなり、食事もおいしく食べられるかもしれません。そのために、どのようなマウスウォッシュで口をゆすぐとより効果的かわかると有用です。今後さらに検証が進むことを期待します。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Dental plaque, gingival inflammation and tooth -discolouration with different commercial -formulations of 0.2% chlorhexidine rinse: a double-blind randomised controlled clinical trial.

Oral Health Prev Dent. 2015

[PMID: 25279395]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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