◆カリフォルニア大119例の手術結果
研究班は、カリフォルニア大学の施設で1999年3月から2012年4月に治療装置の埋め込み手術を受けた119例(両目の手術を受けた人を含む89人)の結果を集計しました。
◆5年成功率55%
手術のあと長期で次のような結果が出ていました。
5年での成功率は55%(95%信頼区間46.0%-65.9%)だった。
2回目の手術のあと5年での成功率は52.8%(95%信頼区間37.0%-75.3%)だった。
5年での成功率は55%で、失敗となった人で2回目に手術を受けた人は、2回目の手術から5年での成功率は52.8%でした。
研究班はこの結果に対して「緑内障ドレナージ装置は[...]緑内障の小児患者に対して中等度の長期成功率を持つ」と述べています。
日本でも「緑内障治療用インプラント」として治療装置は承認され、手術を受けることができます。緑内障の治療法は、インプラント以外の手術を含め、どれにも十分な効果が得られない場合があり、効果のある選択肢が求められています。
執筆者
Valved Glaucoma Drainage Devices in Pediatric Glaucoma: Retrospective Long-term Outcomes.
JAMA Ophthalmol. 2015 Jun 18 [Epub ahead of print]
[PMID: 26087019]
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