処方薬
アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」

アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」の基本情報

アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」の概要

商品名 アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」
一般名 アルベカシン硫酸塩注射液
薬価・規格 2802.0円 (25mg0.5mL1管)
薬の形状
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製造会社 日医工岐阜工場
YJコード 6119400A3096
レセプト電算コード 621896703
添付文書PDFファイル

アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」の主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • アミノグリコシド系の抗生物質です。細菌のタンパク質の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。

アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」の用途

アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、蛋白尿、カリウム異常、電解質異常、過敏症

起こる可能性のある重大な副作用

難聴、第8脳神経障害、急性腎障害、重篤な腎障害、ショック、痙攣、眩暈、耳鳴、耳閉感、汎血球減少

上記以外の副作用

発疹、貧血、白血球減少、血小板減少、好酸球増多、下痢、黄疸、浮腫、血尿、そう痒、発赤、発熱、蕁麻疹、下血、軟便、腹痛、悪心、嘔吐、食欲不振、疼痛、硬結、ビタミンK欠乏症状、低プロトロンビン血症、出血傾向、ビタミンB群欠乏症状、舌炎、口内炎、神経炎、頭痛、手指しびれ感、全身倦怠感

アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」の用法・用量

  • 成人への投与通常、成人にはアルベカシン硫酸塩として、1日1回150~200mg(力価)を30分~2時間かけて点滴静注する
  • 必要に応じ、1日150~200mg(力価)を2回に分けて点滴静注することもできる
    • また、静脈内投与が困難な場合、アルベカシン硫酸塩として、1日150~200mg(力価)を1回又は2回に分けて筋肉内注射することもできる
    • なお、年齢、体重、症状により適宜増減する
  • 小児への投与通常、小児にはアルベカシン硫酸塩として、1日1回4~6mg(力価)/kgを30分かけて点滴静注する
  • 必要に応じ、1日4~6mg(力価)/kgを2回に分けて点滴静注することもできる
    • なお、年齢、体重、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤の薬効は最高血中濃度と最も相関するとされていることから、1日1回静脈内投与が望ましい
  • 7.2. 本剤の使用にあたっては、腎機能異常及び聴力障害等の副作用に留意し、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること(患者の状態などから判断して、14日以上にわたって本剤を投与する場合には、その理由を常時明確にし、漫然とした継続投与は行わないこと)〔11.1.3、11.1.4参照〕
  • 7.3. 体の大きい小児に投与するときには、成人の1日最高量200mg(力価)を超えないよう注意すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 腎機能障害
    • 大量投与
    • 長期間投与
    • 重篤な基礎疾患
    • 重篤な合併症
    • 肝機能障害
    • 経口摂取の不良
    • 重症筋無力症
    • 全身状態の悪い
    • アミノグリコシド系抗生物質による難聴
    • 難聴
    • 非経口栄養
    • クエン酸水和物で抗凝固処理した血液を大量輸血された

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
腎障害を起こす恐れのある血液代用剤 腎障害が発現・悪化
デキストラン製剤 腎障害が発現・悪化
ヒドロキシエチルデンプン 腎障害が発現・悪化
腎毒性を有する薬剤 腎障害が発現・悪化
シクロスポリン 腎障害が発現・悪化
アムホテリシンB 腎障害が発現・悪化
ループ利尿剤 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
フロセミド 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
アゾセミド 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
腎毒性及び聴器毒性を有する薬剤 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
バンコマイシン塩酸塩 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
硫酸エンビオマイシン 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
白金含有の抗悪性腫瘍剤 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
シスプラチン 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
カルボプラチン 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
ネダプラチン 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
アミノグリコシド系抗生物質<注射剤> 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
麻酔剤 呼吸抑制
筋弛緩剤 呼吸抑制
ベクロニウム臭化物 呼吸抑制
A型ボツリヌス毒素 呼吸抑制

アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」と主成分が同じ薬

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アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」に関係する解説

アミノグリコシド系抗菌薬

  • アルベカシン硫酸塩注射液25mg「NIG」は、アミノグリコシド系抗菌薬に分類される。
  • アミノグリコシド系抗菌薬とは、細菌のタンパク質合成を阻害し殺菌的に抗菌作用をあらわす薬。

アミノグリコシド系抗菌薬の代表的な商品名

  • 硫酸ストレプトマイシン
  • 硫酸カナマイシン、カナマイシン
  • ゲンタシン
  • トロビシン
  • ハベカシン
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