処方薬
ヒベルナ散10%

ヒベルナ散10%の基本情報

ヒベルナ散10%の概要

商品名 ヒベルナ散10%
一般名 ヒベンズ酸プロメタジン散
薬価・規格 6.3円 (10%1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 散
内用薬 > 散剤 > 散のアイコン
製造会社 田辺三菱製薬
ブランド ヒベルナ散10% 他
YJコード 4413002B1030
レセプト電算コード 610463161
添付文書PDFファイル

ヒベルナ散10%の主な効果と作用

  • かゆみをおさえるお薬です。
  • くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を改善するお薬です。
  • けいれんをおさえる働きがあります。
  • 手のふるえや筋肉のこわばり、動作が遅くなるなどの症状を改善するお薬です。
  • 乗り物酔いをおさえるお薬です。
  • アレルギー症状を引き起こす物質(ヒスタミンなど)の働きをおさえます。

ヒベルナ散10%の用途

ヒベルナ散10%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

眠気、めまい、倦怠感、頭痛、耳鳴、視覚障害、不安感、興奮、神経過敏、不眠、痙攣

起こる可能性のある重大な副作用

悪性症候群、Syndrome malin、発熱、無動緘黙、意識障害、強度筋強剛、不随意運動、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、乳児突然死症候群、SIDS、乳児睡眠時無呼吸発作

上記以外の副作用

悪心、嘔吐、口渇、食欲不振、下痢、腹痛、血圧上昇、低血圧、起立性低血圧、咳嗽、振戦、過敏症、発疹、光線過敏症、肝障害、白血球減少、顆粒球減少

ヒベルナ散10%の用法・用量

  • プロメタジン塩酸塩として通常成人1回5~25mgを、1日1~3回経口投与する
  • 振せん麻痺、パーキンソニスムには1日25~200mgを適宜分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)1回又は1日あたりの製剤量は次のとおりである
  • 〈麻酔前投薬、人工(薬物)冬眠、感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽、枯草熱、アレルギー性鼻炎、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹、中毒疹)、じん麻疹、血管運動性浮腫、動揺病〉1回投与量(5mg~25mg):本剤0.05~0.25g
  • 〈振せん麻痺、パーキンソニスム〉1日投与量(25mg~200mg):本剤0.25~2g
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ヒベルナ散10%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 下部尿路に閉塞性疾患
    • 昏睡状態
    • 前立腺肥大
    • 閉塞隅角緑内障
    • 中枢神経抑制剤の強い影響下
    • 開放隅角緑内障
    • 肝機能障害
    • 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
    • 脱水を伴う身体的疲弊

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ヒベルナ散10%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗精神病薬 悪性症候群、Syndrome malin、発熱、無動緘黙、意識障害、強度筋強剛、不随意運動、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下
抗うつ剤 悪性症候群、Syndrome malin、発熱、無動緘黙、意識障害、強度筋強剛、不随意運動、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下
抗コリン作用を有する薬剤 腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満、腹部の弛緩、腸内容物のうっ滞、麻痺性イレウス
フェノチアジン系薬剤 腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満、腹部の弛緩、腸内容物のうっ滞、麻痺性イレウス
三環系抗うつ剤 腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満、腹部の弛緩、腸内容物のうっ滞、麻痺性イレウス
中枢抑制剤 相互に中枢神経抑制作用を増強
バルビツール酸誘導体 相互に中枢神経抑制作用を増強
麻酔剤 相互に中枢神経抑制作用を増強
エタノール摂取 相互に中枢神経抑制作用を増強
血圧降下剤 相互に降圧作用を増強
カルシウム拮抗剤 相互に降圧作用を増強
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 相互に降圧作用を増強

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

ヒベルナ散10%と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 散剤 > 散のアイコン
    処方薬

    ヒベルナ散10%

    薬価 6.3円 (10%1g)
    薬の形状 内用薬 > 散剤 > 散
    製造会社 田辺三菱製薬
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ヒベルナ散10%に関係する解説

抗ヒスタミン薬(内服薬・注射剤・貼付剤)

  • ヒベルナ散10%は、抗ヒスタミン薬(内服薬・注射剤・貼付剤)に分類される。
  • 抗ヒスタミン薬(内服薬・注射剤・貼付剤)とは、抗ヒスタミン作用(体内物質ヒスタミンの働きを抑える作用)によりアレルギー反応を抑えることで蕁麻疹、花粉症、喘息などによる、皮膚の腫れや痒み、鼻炎(くしゃみや鼻みずなど)、咳などの症状を改善する薬。

抗ヒスタミン薬(内服薬・注射剤・貼付剤)の代表的な商品名

  • アレジオン
  • アレグラ
  • アレロック
  • レスタミン
  • ポララミン
  • クラリチン
  • ザイザル
  • デザレックス
  • ビラノア
  • ルパフィン
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