バキソカプセル20の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
浮腫、胃部痛、腹部痛、胃部不快感、腹部不快感、胃もたれ、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、軟便
起こる可能性のある重大な副作用
消化性潰瘍、穿孔、ショック、アナフィラキシー、蕁麻疹、潮紅、血管浮腫、呼吸困難、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、再生不良性貧血、骨髄機能抑制、急性腎障害、ネフローゼ症候群、乏尿、血尿、尿蛋白、BUN上昇、血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症、AST上昇、ALT上昇、肝機能障害、黄疸、吐血、下血、胃腸出血
上記以外の副作用
口内炎、過敏症、発疹、そう痒、膵炎、腫脹、貧血、便秘、舌炎、胃炎、腹部膨満感、顆粒球減少、血小板減少、紫斑、血小板機能低下、出血時間延長、白血球増加、赤血球減少、Al-P上昇、LDH上昇、蛋白尿、光線過敏症、湿疹、発赤、眠気、めまい、頭痛、耳鳴、手足のしびれ、口渇、全身倦怠感、肩こり、発熱、動悸、ほてり
バキソカプセル20の用法・用量
- 通常、成人にはピロキシカムとして、20mgを1日1回食後に経口投与する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤は1日最大20mgまでの投与とすること
- 7.2. 本剤の投与に際しては、その必要性を明確に把握し、少なくとも投与後2週間を目処に治療継続の再評価を行い、漫然と投与し続けることのないよう注意すること(外国において、本剤が、他の非ステロイド性消炎鎮痛剤に比較して、胃腸障害及び重篤な皮膚障害の発現率が高いとの報告がされている)〔8.2参照〕
- 7.3. 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
リトナビル<ノービア> |
本剤の血中濃度が大幅に上昇し重篤な副作用 |
クマリン系抗凝血剤 |
作用を増強 |
ワルファリン |
作用を増強 |
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 |
出血傾向が増強 |
アスピリン |
血小板凝集抑制作用が減弱、双方又は一方の医薬品の副作用の発現頻度が増加 |
非ステロイド系抗炎症剤 |
消化性潰瘍・胃腸出血の発現が高まる |
副腎皮質ホルモン剤 |
消化性潰瘍・胃腸出血の発現が高まる |
プレドニゾロン |
消化性潰瘍・胃腸出血の発現が高まる |
抗血小板剤 |
胃腸出血の発現が高まる |
リチウム製剤 |
血中濃度が上昇しリチウム中毒 |
炭酸リチウム |
血中濃度が上昇しリチウム中毒 |
メトトレキサート製剤 |
作用が増強 |
ジゴキシン |
作用が増強 |
ジギトキシン |
作用が増強 |
チアジド系薬剤 |
他の非ステロイド性消炎鎮痛剤でチアジド系利尿剤の作用が減弱 |
ヒドロクロロチアジド |
他の非ステロイド性消炎鎮痛剤でチアジド系利尿剤の作用が減弱 |
フロセミド |
作用が減弱 |
カリウム保持性利尿剤 |
降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症 |
スピロノラクトン |
降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症 |
エプレレノン |
降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症 |
ACE阻害剤 |
降圧作用が減弱 |
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 |
降圧作用が減弱 |
β-遮断剤 |
降圧作用が減弱 |
コレスチラミン<経口> |
本剤の排泄が促進され血中濃度半減期が短縮 |
シクロスポリン |
腎毒性が高まる |
タクロリムス水和物 |
腎毒性が高まる |