イブプロフェン|ブルフェン(処方薬)、イブ(市販薬)など
イブプロフェン|ブルフェン(処方薬)、イブ(市販薬)などの解説
イブプロフェン|ブルフェン(処方薬)、イブ(市販薬)などの効果と作用機序
イブプロフェン|ブルフェン(処方薬)、イブ(市販薬)などの薬理作用
体内で炎症や痛み、熱などを引きおこす物質にプロスタグランジン(PG)というものがある。体内でPGはアラキドン酸という物質からシクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素の作用などによって生成される。
PGは炎症や痛みを引き起こす要因となる他、脳の視床下部にある体温調節中枢に指令を伝え、この指令を受け取った体温調節中枢は身体各部に体温を上げるように指示を出す。これにより発熱が生じる。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)はCOXを阻害することでPGの生成を抑え、痛みや炎症、発熱などを抑える作用をあらわす。(医療用医薬品(処方薬)としてのNSAIDsの詳細)
イブプロフェンはNSAIDsの薬剤の一つでPG生成を抑えることで、抗炎症作用、解熱鎮痛作用などをあらわす。
イブプロフェン|ブルフェン(処方薬)、イブ(市販薬)などの主な副作用や注意点
イブプロフェン|ブルフェン(処方薬)、イブ(市販薬)などの一般的な商品とその特徴
ブルフェン(処方薬・内服薬)
- 剤形に錠剤、顆粒剤があり、用途や嚥下状態などに合わせて選択可能
- 必要に応じて用法用量などを調節することで通常、5歳の小児から使用が可能
イブ(市販薬・内服薬)
- イブシリーズの多くはイブプロフェンを主な有効成分とする製剤
- イブシリーズの製剤例
- イブ:有効成分としてイブプロフェン単独を含む製剤
- イブA錠:有効成分としてイブプロフェンに加え解熱鎮痛効果を高めるアリルイソプロピルアセチル尿素と無水カフェインを配合した製剤
- イブA錠EX:「イブA錠」に含まれるイブプロフェンの1回量(150mg)を1回量200mgに増量した製剤
- イブクイック頭痛薬:「イブA錠」に含まれる3種の有効成分に加え、胃粘膜保護及びイブプロフェンの吸収促進成分の酸化マグネシウムを配合し、頭痛によりしっかり効くように設計された製剤
- イブクイック頭痛薬DX:「イブクイック頭痛薬」に含まれるイブプロフェンの1回量(150mg)を1回量200mgに増量した製剤
スタデルム(処方薬・外用薬)、ベシカム(処方薬・外用薬)
メンソレータムアクネス25メディカルクリームb(市販薬・外用薬)、ペアアクネクリームW(市販薬・外用薬) など
- イブプロフェンを元に造られたイブプロフェンピコノールを主な有効成分とする
外用薬 (塗り薬) - 主な用途
- ニキビ(尋常性ざ瘡)
・イブプロフェンピコノールはニキビの原因菌(アクネ菌)による面ぽうの生成を抑え、抗炎症 作用により赤いニキビを抑える作用などをあらわす
- ニキビ(尋常性ざ瘡)
- イブプロフェンピコノールとイソプロピルメチルフェノール(ニキビの原因となるアクネ菌などに対する殺菌作用をあらわす)の配合製剤の例
- メンソレータムアクネス25メディカルクリームb
- ペアアクネクリームW
- モアファイン アクネ