たこつぼがたしんきんしょう
たこつぼ型心筋症
心臓の一部が収縮しなくなり、急激に心臓の働きが悪くなってしまう病気
4人の医師がチェック 83回の改訂 最終更新: 2017.07.21

たこつぼ型心筋症の基礎知識

POINT たこつぼ型心筋症とは

たこつぼ型心筋症は心臓の一部分が動かなくなる病気です。心臓が血液を送り出す出口周辺(心基部)ばかりが動くようになり、心臓の先端の方周辺(心尖部)の動きが悪くなります。原因は不明であることが多いですが、心身にストレスを受けた後に起こりやすいことが分かっています。主な症状は胸の痛みや苦しさや違和感・呼吸困難感などですが、重症になると血圧低下やショック状態による意識消失などが起こります。 症状や身体診察に加えて、心臓エコー検査や心電図検査を用いて診断します。心筋梗塞と判断がつかない場合あり、その際には心臓カテーテル検査を行います。治療は特に行わないでも改善することが多いです。たこつぼ型心筋症が心配な人や治療したい人は、循環器内科を受診して下さい。

たこつぼ型心筋症について

  • 心臓の一部分が動かなくなる病気
    • 心臓が血液を送り出す出口周辺(心基部)ばかりが動くようになり、心臓の先端の方周辺(心尖部)の動きが悪くなる
    • 心臓がタコを捕まえるための壺=「たこつぼ」のような形に見えるため、このように呼ばれる
  • 急激に胸が痛くなったり息苦しくなったりする症状は心筋梗塞とよく似ている
  • 心電図検査で、心筋梗塞との区別が難しい異常がみられる場合がある
  • ほとんどの場合、特別な治療を受けなくても心臓の動きは改善する
  • 原因はよくわかっておらず、何らかの精神的・身体的ストレスの後に発症することが多い
  • 男性よりも女性に多い

たこつぼ型心筋症の症状

  • 胸痛、胸苦しさ、胸の違和感
  • 呼吸が苦しい
  • 血圧低下、ショック状態

たこつぼ型心筋症の検査・診断

  • 血液検査
    • 他の病気と区別するために行われる
  • 心電図検査
    • 心臓の異常があるか、不整脈が起きていないかなどをみる検査
  • 心臓超音波(心臟エコー)検査
    • 心臓の動きや形、他の異常を伴っていないかなどを観察する検査
  • カテーテル検査冠動脈造影検査・左室造影検査)
    • 心筋梗塞と見分けることは難しいため、カテーテル検査(冠動脈造影検査)が行われることが多い
    • 通常、冠動脈(心臓に酸素・栄養を送る血管)の異常はみられない
    • 左室造影検査では心臓の動きが見えるが、たこつぼ型心筋症では一部収縮しない部分がある

たこつぼ型心筋症の治療法

  • 多くの場合症状は一時的で、特別な治療がなくとも心臓の動きは改善する


たこつぼ型心筋症のタグ


たこつぼ型心筋症に関わるからだの部位

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