らとけのうほう
ラトケのう胞
脳内のトルコ鞍という部位に出来るのう胞(液体成分が貯まって球状に膨らんだ病変)
4人の医師がチェック 59回の改訂 最終更新: 2018.09.13

ラトケのう胞の基礎知識

POINT ラトケのう胞とは

脳のトルコ鞍にのう胞(中身が液体の袋)ができることです。ラトケのう胞は基本的には無症状ですが、大きくなると、頭痛や視力低下などの症状が現れることがあります。ラトケのう胞は他の病気の疑いで行なわれた頭部CT検査や頭部MRI検査で指摘され見つかることが多いです。基本的には治療をしかなくてよいことがほとんどですが、大きくなって周囲に影響を及ぼす場合は手術が検討されます。手術は鼻から内視鏡を挿入してのう胞を破って中身を出してのう胞を小さくします。治療後は再発することは少なく、そのまま治ることが多いです。ラトケのう胞の診療は脳神経外科で行なわれるので、疑いがある人は受診してください。

ラトケのう胞について

  • 脳内のトルコ鞍という部位に出来るのう胞(液体成分が貯まって球状に膨らんだ病変
    • トルコ鞍には脳下垂体が収まっている
  • 頭部CT検査頭部MRI検査を行った時にたまたま発見されることが多い
  • 多くは無症状でそのまま治療しないことが多いが、まれに下垂体視床下部、視神経といった周りの組織を圧迫して症状が現れることがある

ラトケのう胞の症状

  • 基本的には症状は見られない
  • のう胞が大きくなることで以下の症状が起こることがある
    • 頭痛
    • 下垂体機能低下
    • 尿崩症
    • 視力低下
    • 視野障害

ラトケのう胞の検査・診断

  • 特に自覚症状がないため、健診や脳ドックあるいは別の目的で撮影した頭部CTMRI検査でたまたま発見されることが多い

ラトケのう胞の治療法

  • 基本的には治療しなくてよい
    • 症状が出ないことが多いため
  • 症状が出ていれば、手術となることもある
  • 手術:経蝶形骨洞的手術
    • 鼻の穴から内視鏡を入れて、ラトケのう胞に穴をあける
    • 穴をあけると、のう胞の中の液体が出てきて小さくなる
    • 多くの場合そのまま治るが、再発して大きくなることもある

ラトケのう胞のタグ

ラトケのう胞に関わるからだの部位

医師登録をしてMEDLEYの編集に協力する