しょくどうはれつ、しょくどうせんこう
食道破裂、食道穿孔
食道に穴が空いてしまった状態
2人の医師がチェック 24回の改訂 最終更新: 2018.08.28

食道破裂、食道穿孔の基礎知識

POINT 食道破裂、食道穿孔とは

食道に穴が空いてしまった状態のことです。食道破裂や食道穿孔が起こると、胸痛や上腹部痛、背部痛、呼吸困難などの症状が現れます。主な原因は、医療行為(内視鏡・手術)の影響や外傷(事故などによる外力)、食道の病気(食道潰瘍や食道がん)などです。診断には画像検査(レントゲン検査やCT検査、MRI検査など)が中心になります。食道破裂や食道穿孔の後には縦隔炎や膿胸が起こることがあり、致命的な状態になることがあります。急に胸痛や上腹部痛や背部痛を感じた場合は、食道破裂や食道穿孔は可能性の1つとして考えられます。速やかな対応が必要なので救急科や内科、外科などを受診してください。

食道破裂、食道穿孔について

  • 食道に穴が空いてしまった状態
  • 主な原因として以下のようなものがある
    • 特発性
      ・Boerhaave(ブールハヴィー)症候群とも呼ばれる
      ・主に吐いたりするときに食道の壁に圧力が掛かり過ぎることで起こる
    • 医原性
      ・手術や上部消化管内視鏡検査などの際に起こる
    • 外傷後性
      ・事故などの外力が原因で起こる
    • 異物性
      ・ボタン電池やPTPシート(薬の包装)の誤飲などによって起こる
    • 化学的
    • 食道疾患
      食道潰瘍食道がんなどの影響で起こる
      放射線治療化学療法のあとに穴が空くことが多い

食道破裂、食道穿孔の症状

  • 主な症状
    • 胸痛
    • 上腹部痛
    • 背部痛
    • 胸が苦しくなる(胸内苦悶)
    • 呼吸困難
    • 冷汗
    • 顔面蒼白
  • 縦隔炎膿胸合併することが多い

食道破裂、食道穿孔の検査・診断

  • 画像検査
    • 胸部レントゲン検査
    • 胸部CT検査
    • 食道造影検査

食道破裂、食道穿孔の治療法

  • 手術を行って穴があいた部分を修復する
  • 縦隔炎膿胸があればドレナージを体外に出す)を行う

食道破裂、食道穿孔のタグ

食道破裂、食道穿孔に関わるからだの部位

医師登録をしてMEDLEYの編集に協力する