けつせいえきしょう
血精液症
男性の生殖器の炎症や外傷が原因で、精液中に血液が混じっている状態
4人の医師がチェック 22回の改訂 最終更新: 2017.12.28

血精液症の基礎知識

POINT 血精液症とは

血精液症(けつせいえきしょう)は精液の中に血が交じる状態のことで、前立腺炎や前立腺がん、会陰部の怪我などを原因としますが、はっきりとした原因がわらからないこともあります。 原因に合わせて治療を行いますが様子をみていると自然と治ることもあります。精液に血液が交ざるときには様々な原因が考えられ、中には治療が必要な病気が隠れていることもあります。 血が交じった精液が出たときには泌尿器科を受診して原因を調べておくことが大事です。

血精液症について

  • 男性の生殖器の炎症や外傷が原因で、精液中に血液が混ざること
  • 精のうまたは前立腺の炎症や、血液のうっ血が背景にあることが多い
  • 主な原因
    • 精子の輸送路(精巣、精巣上体、精管、精のう、前立腺、尿道)の腫瘍嚢胞、結石、炎症、うっ血などが原因となる
    • 血管がもろいことで、血液が混じりやすいといいうこともある
    • 前立腺炎で起こることも多い
  • 40歳以上では前立腺がんなどの悪性腫瘍が原因になることもあるので注意が必要

血精液症の症状

  • 精液中に血液が混ざる
    • 痛みはないことが多い

血精液症の検査・診断

  • 検査をしても異常が確認できないことは多い
  • 診察
    • 外陰部の診察で外傷の有無を確認する
    • 直腸診で前立腺、精のうの異常を確認する
  • 尿検査
    • 検尿による血尿の有無
  • 細菌学的検査
    • 精液中の細菌や結核菌検査
  • 腹部超音波検査
    • 前立腺や膀胱を観察する
  • 血液検査

血精液症の治療法

  • 出血の原因に対する治療をおこなう 
    • 感染症が原因の場合は抗菌薬を使用する
    • 前立腺がんなどが疑われる場合には詳しく検査を行う
  • 特に明らかな原因が見つからなければ経過観察する
    • 数週間から1,2ヶ月程度で症状が改善することが多い

血精液症のタグ

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