まっきゅーん・おるぶらいとしょうこうぐん
マッキューン・オルブライト症候群
思春期早発症、皮膚の斑点、線維性骨異形成などが起こる病気
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最終更新: 2019.02.20
マッキューン・オルブライト症候群の基礎知識
POINT マッキューン・オルブライト症候群とは
思春期早発症や皮膚のカフェオレ斑、線維性骨異形成などが起こる病気のことです。遺伝子の突然変異が原因だと考えられていますが、現在のところ詳しい内容は明らかにはなっていません。ホルモンが過剰に分泌されることがあり、バセドウ病やクッシング病、副甲状腺機能亢進症などをともなうことがあります。主な症状は、思春期早発症(低身長、陰毛が生えたり月経が早い)、皮膚に茶色いあざができる(皮膚のカフェオレ斑)、線維性骨異形成(骨の変形、骨折しやすい)、難聴などです。疑われた人には血液検査やレントゲン検査が行われます。症状に対して治療が行われます。例えば、骨が弱っている人にはビスフォスフォネート薬を使って骨折を起こりにくくしたり、ホルモンの分泌を抑える薬を使ったりします。マッキューン・オルブライト症候群は小児科や内分泌内科で検査や治療が行われます。
マッキューン・オルブライト症候群について
マッキューン・オルブライト症候群の症状
マッキューン・オルブライト症候群の検査・診断
- 診断に役立つ検査
- 思春期早発症:
症状 の問診 と血液検査 - 線維性骨異形成:
レントゲン 検査(X線 写真)、MRI 検査
- 思春期早発症:
マッキューン・オルブライト症候群の治療法
- 主な治療法
- 線維性骨異形成は、骨の変形や骨折の程度に合わせて手術が行われる
- 骨の痛みに対しては、ビスフォスフォネート薬を使用する
- 思春期早発症:
ホルモン の分泌を抑えるため、LH-RHアナログを使用する
- 皮膚の
カフェオレ斑 は治療が困難 - 線維性骨異形成が、どの程度進行するかが経過を左右する