せきついすべりしょう
脊椎すべり症
腰椎(腰の部分にある背骨)の変形によっておこる、腰痛の原因となる病気
6人の医師がチェック 97回の改訂 最終更新: 2017.12.06

脊椎すべり症の基礎知識

脊椎すべり症について

  • 脊椎の変形によって腰痛や背中の痛みを起こす病気
  • 骨の名前
    • 椎体:脊椎の円柱状の部分
    • 椎弓:脊椎の椎間関節のついている部分
  • 主な原因
    • 脊椎分離症:本来つながっている骨が分離している状態
      ・子どものころ、負荷をかけ過ぎたことによる疲労骨折など
    • 椎体や椎弓の形態異常
    • 椎間板などの組織が弱く変性する
  • 病気は以下の2つに分けられる
    • 分離すべり症:分離によって椎体が前方にずれてくること
      ・第5腰椎によくみられる
    • 変性すべり症:分離がないが椎体が前方にずれること
      ・第4腰椎によくみられ、女性に多い

脊椎すべり症の症状

  • 分離症の場合に起こる症状
    • 自覚症状が出ない場合が多い
    • 長時間の立ち仕事や、腰をのばしたり曲げたりしたときの痛み
  • すべり症の場合に起こる症状
    • 腰痛
    • 足の痛み、しびれ
  • 馬尾症候群:ずれた腰椎の中を通る神経(馬尾)が圧迫されたときの症状
    • 背中の痛み
    • 異常感覚(ピリピリ、ジワジワといったような感覚。痛みと併せて出る場合もある)
    • 足の筋力低下
    • 排尿障害
    • 排便障害 など

脊椎すべり症の検査・診断

  • レントゲン:分離やすべりがないかを調べる
    • 分離やすべりがみられても、症状があるとは限らない
  • CTMRI:神経の圧迫度合いや、分離部がどこであるかを調べる

脊椎すべり症の治療法

  • 保存的治療:基本は痛みや痺れの軽減を目的に行う
    • 安静
    • コルセット装着:腰への負担を減らすために行う
    • 鎮痛薬 (NSAIDs):痛み止めの薬
    • 神経ブロック(麻酔):しびれや痛みを改善する
    • 血管拡張薬を使うことがある 
  • 手術:脊椎固定術
    • 不安定な骨同士を固定して動きをなくす

脊椎すべり症のタグ

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