しぜんききょう
自然気胸
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1人の医師がチェック 0回の改訂 最終更新: 2017.12.06

自然気胸の基礎知識

自然気胸について

  • 怪我などのきっかけがないにも関わらず、肺に穴が開いて空気が漏れてしまう病気
    • 肺の一部に、構造のもろい薄い膜状の部分(ブラ・ブレブ)ができる
    • ブラ・ブレブに穴が開くことで、吸い込んだ空気が肺が収まっている胸郭の隙間に漏れる
    • 漏れた空気が胸郭内に溜まることで、肺は膨らみにくくなり呼吸困難になる
  • 自然気胸には2種類ある
    • 突然に健康な人に起こる気胸特発性自然気胸
    • 肺にもともと病気がある人に起こる気胸続発性自然気胸
  • 発症しやすい人の特徴は以下の通り
    • 喫煙者
    • 痩せていて、背の高い若い男性
    • 呼吸器疾患(COPD肺がんなど)をもつ高齢者

自然気胸の症状

  • 主な症状
    • 突然の胸痛
    • 息切れ、呼吸苦
  • 軽い症状(肩こりや胸の違和感程度)の場合もある
    • 時々、健康診断の胸部レントゲンで指摘されることがある

自然気胸の検査・診断

  • 画像検査:肺が縮んでいないかとどうかを調べる
    • 胸部レントゲン
    • 胸部CT
      • 肺の状態(ブラ・ブレブや原因になる疾患)を調べる
    • 胸部超音波検査が診断に有効であるという報告もある

自然気胸の治療法

  • 気胸の治療法と同じ
  • 気胸の程度が軽ければ、安静にすることで自然に穴が塞がる
  • 程度が強いと、入院して、胸からチューブを入れて漏れた空気を吸い出す処置(胸腔ドレナージ)を行う
    • 最近では入院せずに、外来でチューブを留置して治療を行う病院も増えてきている(ソラシックエッグという治療法)
  • 胸腔ドレナージで治らない場合や、気胸を繰り返してしまう場合などでは手術を行うことが多い
    • 穴が開きやすいところ(ブラ)を取り除くのが望ましいことが多い
    • 手術の方法は3つ
      • 胸腔鏡下手術(傷が小さく、最も体の負担が少ない。特発性気胸の大半に胸腔鏡下手術が行われている)
      • 胸腔鏡補助下手術(胸腔鏡だけでは難しい症例に対して、少し傷を大きくして手術する)
      • 開胸手術(もともと肺に病気がある場合などに行う)
  • 手術が体力的に難しい場合などは、肺の周りに接着剤のような薬剤や自己血液を流し込んだりして穴を塞ぐ治療もある(胸膜癒着術)

自然気胸のタグ

からだ