にょうかんいしょかいこう
尿管異所開口
尿管(腎臓から膀胱に尿を運ぶ管)が膀胱以外の場所につながっている先天的な形態異常
6人の医師がチェック 88回の改訂 最終更新: 2018.01.02

尿管異所開口の基礎知識

POINT 尿管異所開口とは

尿管異所開口は尿管が本来の位置とは違う位置で膀胱や尿道などとつながることです。尿管異所開口は女児に多く、腎盂腎炎などの尿路感染症や治らない尿漏れをきっかけに診断されることが多く、腎臓の機能が低下する原因にもなります。尿管異所性開口の治療は、手術で尿管をできるだけ正常に近い形に戻すことです。尿管異所開口の疑いがあると診断された場合は泌尿器科小児科などを受診して詳しい検査を行うことが重要です。

尿管異所開口について

  • 尿管(腎臓から膀胱に尿を運ぶ管)が膀胱三角部より尾側でつながっている先天的な形態異常
  • 尿管が繋がる場所の例
    • 男児の場合
      ・精管
      ・精のう
      ・尿道
      ・膀胱の出口
    • 女児の場合
      ・腟
      ・腟前庭(腟と尿道の間)
      ・膀胱の出口
      ・尿道
  • 女児に起こりやすい

尿管異所開口の症状

  • 主な症状
    • 水腎症による主な症状
      ・背部痛
    • 尿路感染症による主な症状
      ・発熱
      ・背部痛
      ・嘔吐
    • 尿失禁(尿が持続的に漏れてしまう)
  • 腎機能の低下を起こしていることもある
    • 腎臓の機能の低下は症状としては現れにくい

尿管異所開口の検査・診断

  • 画像検査
    • 腹部超音波検査
    • MRI検査
  • 内視鏡(膀胱鏡・尿道鏡)
    • 尿道からカメラをいれて、尿管がどこに繋がっているか直接観調べる

尿管異所開口の治療法

  • 手術:尿管を膀胱につなげなおす手術
    • 腎機能が大きく落ちているときは腎臓ごと摘出することがある
  • 尿路感染症に対しては抗菌薬を適切に使用する
    • ペニシリン系抗菌薬、セフェム系抗菌薬など


尿管異所開口のタグ


MEDLEYニュース新着記事