かんきゅうちゅうしょう
肝吸虫症
肝吸虫という寄生虫が、胆管に寄生して肝臓に障害を起こす病気のこと
3人の医師がチェック 58回の改訂 最終更新: 2017.12.06

肝吸虫症の基礎知識

POINT 肝吸虫症とは

肝吸虫という寄生虫が肝臓に侵入する病気です。肝臓が出す胆汁がうっ滞してしまい、肝臓の機能が低下することが多いです。主な症状は、食欲低下・腹痛・全身倦怠感・下痢・黄疸(眼や皮膚が黄色になる)などになります。 画像検査・血液検査・便検査などを行って診断します。抗寄生虫薬を用いて治療します。また、生の川魚を介して感染することが多いため、川魚を食する場合は日をしっかりと通すことが大切です。肝吸虫症が心配な人や治療したい人は、感染症内科を受診して下さい。

肝吸虫症について

  • 肝吸虫という寄生虫が、胆管に寄生して肝臓に障害を起こす病気のこと
    • 口から入ってきた肝吸虫は十二指腸に至ると、胆嚢や肝臓の方に侵入してくる
    • 肝臓付近の胆管に侵入してきた肝吸虫に寄生されることで、胆汁がうっ滞して、肝臓の機能が悪化してしまう
    • 最終的には肝硬変肝臓がんといった重い肝臓の病気に至ることがある
  • 肝吸虫への感染は、感染した川魚を火を通さずに食べることで起こることが多い
  • 日本では秋田・宮城・新潟・千葉・埼玉・岐阜・石川・岡山・徳島・高知・宮崎・熊本で確認されている

肝吸虫症の症状

  • 食欲の低下
  • お腹の不快感
  • 腹痛
  • 全身倦怠感
  • 下痢
  • 肝臓の肥大
  • 黄疸

肝吸虫症の検査・診断

  • 画像検査
    • 腹部レントゲンX線写真)検査:肝臓の状態を調べる
    • 腹部CT検査肝硬変肝臓がんになっていないかを調べる
    • 腹部MRI検査:肝硬変肝臓がんになっていないかを詳しく調べる
    • 腹部超音波検査:肝臓の状態を調べる
  • 便検査:便の中に寄生虫がいないか調べる
  • 血液検査:肝機能を調べる
  • 寄生虫検査:胆汁を採取して寄生虫の種類を調べる

肝吸虫症の治療法

  • 薬物療法
    • 吸虫駆除薬(プラジカンテルなど)
  • 肝硬変は重症化すると死に至ることがある
  • 肝吸虫症にならないように予防が重要である
    • 川魚を食べる際は、十分に加熱処理をする

肝吸虫症のタグ

肝吸虫症に関わるからだの部位

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