あいぜんめんじゃーしょうこうぐん
アイゼンメンジャー症候群
先天性心疾患が原因で、肺動脈の圧が上昇して、静脈血が全身に流れるようになった状態。
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最終更新: 2019.02.19
アイゼンメンジャー症候群の基礎知識
POINT アイゼンメンジャー症候群とは
先天性心疾患が原因で、肺動脈(肺に血液を送り込む血管)の圧力が上昇して、全身に静脈血が流れるようになった状態のことです。チアノーゼ(皮膚が青白くなること)や運動時の息苦しさ、血が混じった痰などの症状が現れます。アイゼンメンジャー症候群が疑われた人にはレントゲン検査や心電図、超音波検査、カテーテル検査などが行われて、詳しく調べられます。先天性心疾患からアイゼンメンジャー症候群の状態になると、根本的に治すのが難しくなり、症状を和らげる治療(酸素療法や薬物療法)が中心になります。アイゼンメンジャー症候群になる前に先天性心疾患を治療することが重要です。アイゼンメンジャー症候群の人の治療は心臓の病気を専門とする小児科や心臓血管外科で検査や治療が行われます。
アイゼンメンジャー症候群について
アイゼンメンジャー症候群の症状
チアノーゼ ばち指 二次性 肺高血圧症による症状- 運動時の息苦しさ
失神 血痰
アイゼンメンジャー症候群の検査・診断
胸部レントゲン (X線 写真)検査:肺の異常の有無、心臓の大きさを調べる心電図 :不整脈がないか調べる心臓超音波検査 :心臓の動きを調べる冠動脈造影検査 :心カテーテルを使って、心臓の状態を詳しく調べる