じょうがくどうがん

上顎洞がん

鼻の横から奥に広がる、骨の中の空洞(上顎洞)に発生するがん

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6人の医師がチェック 82回の改訂 最終更新: 2017.06.15

上顎洞がんの基礎知識

上顎洞がんについて

  • 鼻の横から奥に広がる、骨の中の空洞(上顎洞)に発生するがん無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがある
    • 上顎洞内が炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るを起こし、細菌などに感染すると、免疫を担当する細胞(白血球)が細菌と戦うが、その結果として死んだ細胞や細菌が集まったものが膿であるが溜まる
    • 治っていない蓄膿症慢性副鼻腔炎)がベースにあることで、炎症状態が長期的に続くと、上顎洞がんのリスクが高まる
  • 頻度
    • およそ年間1000名が上顎洞がんになる
    • 50歳以上に多い
    • 男性に多い(女性の2倍)

上顎洞がんの症状

  • 主な症状
    • 鼻づまり
    • 鼻水
    • 眼の突出
    • 視力障害
    • 目から涙や目やにが多く出る
    • 歯茎が腫れる
    • 歯の痛み
    • 頭痛
    • 頬の痛み
    • 顔が腫れる
  • 片方の鼻が詰まるなど片方に症状が出現することが多い
  • 首のリンパ節体全体にある、免疫を担当する器官の1つ。感染や免疫異常、血液のがん、がんの転移などで腫れるへの転移がん細胞がリンパ液や血流にのって、リンパ節や他の臓器にまで広がること。転移がある場合は進行がんに分類されることが多いがあれば、首の腫瘤として触れる

上顎洞がんの検査・診断

  • 画像検査:がん無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがあるの位置や大きさを調べる
    • レントゲンX線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査検査(X線X線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査写真):副鼻腔の様子を見るもっとも単純な検査
    • 頭部CT検査X線(放射線)を用いて頭の中の状態を調べる検査。脳出血や水頭症の確認などに使われることが多い
    • 頭部MRI磁力(電磁波)を用いて、頭の中の状態を調べる検査。脳梗塞の診断などに用いられることが多い検査
    • 超音波検査空気の細かな振動である超音波を使った画像検査。体の奥の血管や臓器を観察することができる:首のリンパ節体全体にある、免疫を担当する器官の1つ。感染や免疫異常、血液のがん、がんの転移などで腫れるへの転移がん細胞がリンパ液や血流にのって、リンパ節や他の臓器にまで広がること。転移がある場合は進行がんに分類されることが多いを調べる
  • その他の検査
    • 組織診病気を詳しく調べるために、体や病変の一部を切除して顕微鏡で調べる検査。例えば、腫瘍ががんか否かを調べる時などに行われる
      腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるが鼻の中からとることができれば鼻から細胞を採取する
      ・鼻から採取するのが難しければ、手術で腫瘍の一部を採取する

上顎洞がんの治療法

  • 主な治療法は3種類
    • 手術(がん無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがあるの切除)
    • 化学療法がんの治療の一種で、抗がん剤を使った治療の総称放射線療法主にがんに対して用いられる、放射線を用いた治療法の同時治療
    • 三者併用療法(手術+化学療法+放射線療法)
  • 手術後にも後遺症が残る場合がある
  • 代表的な後遺症
    • 食べ物が噛みづらい
    • 飲み込みづらい
    • 眼球の陥没
    • 眼球突出
       など
  • 上顎洞がん全体の5年生存率診断、治療開始から5年経過後に生存している患者の割合。命に関わるがんなどの病気で用いられることが多い数値は、病期がんの進行の程度を示す言葉。がんの大きさや広がり、リンパ節転移の有無、他の臓器への転移の有無などで決定され、治療方法に影響するや治療法の選択により違いはあるが、約50-70%とされている

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