肝血管腫はどのような病気なのか
肝血管腫は、健康診断や他の病気のために受けた画像検査で偶然見つかることが多い病気です。肝臓にできた
1. 肝血管腫とは何か

肝血管腫は肝臓の腫瘍の中で最も多く見つかるものです。
肝血管腫は肝臓で最も多い良性腫瘍である
腫瘍には
肝臓にできる腫瘍の半分以上が肝血管腫であることが知られており、肝臓で最も多い腫瘍です。
どれくらいの人に肝血管腫が見つかるのか
報告によって異なりますが、日本人の1から10%に肝血管腫があるといわれています。
男性と女性のどちらに多いのか
研究によって男女の比は一定しませんが、肝血管腫は女性にできやすいという報告が多いです。肝血管腫ができる要因については、詳しくは分かってはいませんが、女性
どの年齢に多いのか
30歳から50歳に受けた健康診断などの画像検査で偶然見つかることが多いです。ただし、全年齢で画像検査を行った調査はないため、実際にはどの年齢でかかる人が多いのかはわかっていません。
2. 肝血管腫の症状について
肝血管腫があっても、ほとんどの人が無症状です。まれに肝血管腫が大きくなった人には「お腹の膨らみ」「お腹の痛み」「食欲不振」などの症状が出ることがあります。また出血を止める機能が働かなくなるカサバッハ・メリット(Kasabach Merritt)症候群になった場合には「青あざができる」「鼻血が出やすい」といった症状が出ます。
3. 肝血管腫の原因について
肝血管腫の原因はわかっていません。女性ホルモン、妊娠、
4. 肝血管腫の検査について
肝血管腫が疑われる人は、
5. 肝血管腫の治療について
ほとんどの肝血管腫の人に治療は必要ではありません。しかし、極めてまれですが、症状が出るほど大きくなった肝血管腫では治療することがあります。代表的な治療には、
6. 肝血管腫について知っておいてほしいこと
肝血管腫はがんになることはなく、症状が出ることはほとんどないので、多くの人にとって心配する必要がないものです。しかし、中にはがんと見分けがつきにくい肝血管腫があり、定期的な検査が必要になることがあります。また、極めてまれではありますが、大きな肝血管腫などで治療が必要になることもあります。肝血管腫が疑われて精密検査が必要と指摘された人は、必ず受診して詳しく調べてもらってください。