しぼうにくしゅ

脂肪肉腫

脂肪を含んだ細胞が悪性化した悪性腫瘍(がん)

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9人の医師がチェック 126回の改訂 最終更新: 2016.10.05

脂肪肉腫の基礎知識

脂肪肉腫について

  • 脂肪を含んだ細胞が悪性化した悪性腫瘍無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがあるがん無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがある
    • 体全体に発生するが、太ももに多い
  • 主な原因
    • 遺伝性があるという報告がある
    • 粘液型脂肪肉腫では、染色体遺伝情報の伝達を担う、DNAが集合してできた物質。ヒトは22対の常染色体と1対の性染色体をもつの異常が関係していると言われている
  • 軟部肉腫骨、軟骨、筋肉などに発生する悪性腫瘍(がん)のことの9.8〜18%を占める
    • 30〜60歳の男性にやや多い
  • 分類
    • 顕微鏡検査の所見検査や診察から分かる情報のことによって大きく4つに分類される(悪性度悪性腫瘍(がん)の進行・転移・再発のしやすさを総合的に判断する指標が低い順)
      ・高分化型脂肪肉腫
      ・粘液型脂肪肉腫
      ・多形型脂肪肉腫
      ・脱分化脂肪肉腫

脂肪肉腫の症状

  • 手足や体の表面に、急に大きくなる腫瘤(こぶ)ができる
    • 腫瘤はゆっくりと成長し、痛みはほとんど自覚されない
    • 15cmくらいの大きさで発見されることもある
    • 神経を圧迫すると、手足の麻痺神経の障害により、手足などに十分な力が入らない、感覚が鈍くなるなど、身体機能の一部が損なわれること頻尿排尿のため、トイレに何度も行かなければならない状態。原因は様々であるが、膀胱や尿道、神経に何らかの異常があることで起こる便秘、足のしびれなどの症状が出現することもある
    • 骨盤腔内に発生した場合、周囲の器官を圧迫するため、さまざまな症状が現れる
  • 進行すると、がん無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがあるの細胞が血液やリンパ液の流れに乗ってほかの臓器に転移がん細胞がリンパ液や血流にのって、リンパ節や他の臓器にまで広がること。転移がある場合は進行がんに分類されることが多いする
    • 肺への転移が最も多い

脂肪肉腫の検査・診断

  • 画像検査:腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるの有無、大きさや位置などを調べる
    • レントゲンX線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査検査
    • CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査検査
    • MRI磁力(電磁波)を用いて、脳や内臓、筋肉、骨などの組織を詳しく調べる検査検査
  • 組織診病気を詳しく調べるために、体や病変の一部を切除して顕微鏡で調べる検査。例えば、腫瘍ががんか否かを調べる時などに行われる:脂肪組織の一部を切り取りか針をさすことで、脂肪組織にできた腫瘍ががん無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがあるでないか調べる
    • この検査で詳しく腫瘍の様子を診ることで診断に至る

脂肪肉腫の治療法

  • 基本的な治療方針と治療方法
    • 原則的には手術による治療が行われる(腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類される広範切除術という手術法が原則)
    • 切除手術で腫瘍を摘出しきれなかった場合や、切除ができない場合には、放射線療法主にがんに対して用いられる、放射線を用いた治療法化学療法がんの治療の一種で、抗がん剤を使った治療の総称(分子標的薬を含む)が行われる
  • 長期的な経過
    • 病気のタイプにより想定される経過が変わる
      ・分化型が最も経過が良いと言われている
    • 腫瘍が切除された後も、定期的な受診や検査など経過観察病気の状態や健康の状態を見守ること。その時点で治療する必要がないと医師が判断した場合や、診断のためにその後の経過を見なければならない場合に行われるが続けられる

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