伝染性紅斑(りんご病)の検査や治療について
伝染性紅斑(りんご病)は症状や流行状況などによって診断されますが、血液検査で
1. りんご病が疑われたときに行われる検査について

りんご病は頬や手足の
血清学的検査(抗体検査)
症状や周囲の流行状況などによってりんご病の診断がつかない場合には、血液検査を行い
病原体などの異物(抗原)が体内に入ってくるとそれを排除しようとして抗体が産生されます。抗体にはいくつかの種類がありますが、りんご病で調べることがあるのはパルボウイルスB19のIgM抗体とIgG抗体です。パルボウイルスB19のIgM抗体は感染後7-10日以内に上昇し始め、2-3か月間陽性が続きます。一方IgG抗体は感染から2週間後に上昇し始め生涯陽性が続きます。
パルボウイルスB19-IgMが陽性の場合、あるいはパルボウイルスB19-IgGを
ただしパルボウイルスB19の抗体を保険で測定できるのは、妊婦でりんご病が疑われる場合のパルボウイルスB19-IgMだけです。
なお、パルボウイルスB19-IgMは感染後2-3か月間、中には6か月以上陽性が続くことがあるので、特にIgMが基準値を少し超える程度の値で陽性に出た場合には必ずしも今回の感染とは言えない(数か月前の感染を反映している)可能性があります。また
2. りんご病が疑われたときに行われる治療について
りんご病は自然に治る病気です。原因
りんご病に特効薬は存在しない
りんご病には原因ウイルスであるパルボウイルスB19に対する抗ウイルス薬はありません。このため原因を直接治療する方法はなく、症状を和らげる治療である対症療法を行います。
重症の人に行われる対症療法(解熱鎮痛薬、免疫ブロブリン療法、点滴補液)
発熱や関節痛を和らげるために解熱
りんご病を治す点滴はありません。りんご病は自然に治る病気ですが、まれに症状が重く飲食ができなくなり脱水症になることがあります。このような場合には脱水症の治療のために点滴や補液を行います。りんご病は幼児から学童がかかることが多く最も多いのが5歳児ですが、乳児がかかることもあります。乳児では特に脱水症になりやすく注意が必要です。飲食できずに尿の量が減り、泣いても涙が出ないときや、元気がなくぐったりしているときには脱水症の恐れがあります。小児科を受診してください。
りんご病に予防接種(ワクチン)は存在しない
りんご病には予防接種(ワクチン)がありません。
りんご病はくしゃみや咳で飛ばされる水滴(飛沫)を吸い込んだり手で触れることで口や鼻の中に入ったりして人にうつるので、手洗いやうがい、マスクの着用で感染を予防します。
りんご病で他人への感染力が高いのは