あにさきすしょう

アニサキス症

アニサキスという寄生虫が胃や腸の壁に入り、急な腹痛を起こした状態。生の魚介類を食べてから数時間後に起こることが多い

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8人の医師がチェック 149回の改訂 最終更新: 2017.05.15

アニサキス症の基礎知識

アニサキス症について

  • 魚介類の中に住む寄生虫(アニサキス)が、胃や腸などの壁に留まることで起こる
    • ほとんどの場合が胃にとどまる
    • アニサキスによるアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態反応を起こる
  • アニサキスが寄生した魚介類を、生もしくは加熱が不十分な状態で食べた場合に生じる
    • サバ
    • イカ
    • カツオ
    • サンマ
    • アジ
  • 同じものを食べても発症症状や病気が発生する、または発生し始めることする人と発症しない人がいる
  • 食べる前に熱したり冷凍したりするとアニサキスは死ぬが、魚を酢でしめても死なない
  • 魚介類を経由した寄生虫の病気の中で一番多い

アニサキス症の症状

  • 急激な腹痛が起こる
    • 吐き気や嘔吐を起こすこともある
    • 痛みの強さに波があることが多い(強くなったり弱くなったりを繰り返す)
  • 原因となる食べ物を食べてから発症症状や病気が発生する、または発生し始めることするまでの時間
    • 胃アニサキス症(胃に留まっている場合):およそ2-8時間で発症
    • 腸アニサキス症(腸に留まっている場合):およそ数時間から数日
    • 消化管口から肛門までの食物の通り道で、消化、吸収を行う管の総称。胃や腸などを含む外アニサキス症(腸を食い破ってお腹の中に進入する):およそ数時間から数日
  • その他にじんましんなどのアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態症状を起こすこともある
  • 胃潰瘍や虫垂炎、腸閉塞と間違えやすい
    • 他の病気と診断されて実際に手術をすることすらある

アニサキス症の検査・診断

  • 問診医師が、ある症状や病気についての経過を聞き、質問を繰り返すこと:当日や数日以内に刺身を食べたかどうか聞く
    • 酢ではアニサキスは死なないため、しめ鯖も原因となる食物として多いことに注意が必要
  • 胃カメラ口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる上部消化管内視鏡検査口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる):寄生虫がいないか調べる
    • 稀であるが、大腸カメラ肛門から小さいカメラを直接大腸の中に入れて、大腸の内側の状態を見る検査。小腸まで観察することはできない下部消化管内視鏡検査肛門から小さいカメラを直接大腸の中に入れて、大腸の内側の状態を見る検査。小腸まで観察することはできない)を行うこともある
  • 血液検査:アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態反応の有無などを調べる

アニサキス症の治療法

  • 治療方法はアニサキスがいる場所によって異なる
    • 胃アニサキスの場合:内視鏡自在に曲がる管の先にカメラがついていて、体の奥を覗くための機械。有名なのは胃カメラや大腸カメラだが、様々な太さや用途がある検査を行い、寄生虫をつまんで取り除く
    • 腸アニサキスの場合:一般的には保存的治療手術のような体に負担の強い治療を行わずに治るのを待つ、もしくは経過を観察する方法。薬による治療やリハビリなど、体を直接傷つけないような治療を含む
    • アニサキスは人体に寄生し続けることができないため、長くても5日ほどで便と一緒に排泄され、症状がなくなる
  • 薬物療法を行うこともある
    • ステロイド薬副腎で作られるホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症や免疫反応を抑えることができるため、様々な病気の治療で用いられているアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態反応を抑える
    • ヒスタミンアレルギー症状の原因となる物質の一つ。炎症により血液中のヒスタミンが増加して、かゆみなどを引き起こす薬:アレルギー反応を抑える
    • テプレノン:胃粘膜を保護する
  • 予防として大切なことは原因となりうる魚介類を生で食べないこと
    • しっかりと加熱すること
    • アニサキスの寄生しやすい魚の生食は避けるようにしたほうが無難

アニサキス症の経過と病院探しのポイント

アニサキス症かなと感じている方

アニサキスは魚についている寄生虫の一種であり、生魚をそのまま食べた場合に発症症状や病気が発生する、または発生し始めることするのがアニサキス症です。腹痛が強い場合には我慢できないほどになるため救急車で受診する方もいます。

アニサキス症を診療するのは、主に消化器内科や内視鏡自在に曲がる管の先にカメラがついていて、体の奥を覗くための機械。有名なのは胃カメラや大腸カメラだが、様々な太さや用途がある科です。アニサキス症の診断は胃カメラ口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる上部消化管内視鏡検査口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる)で行いますので、アニサキス症が心配な場合は、胃カメラのできる病院をお勧め致します。それと同時に、同じような急激な腹痛が出る他の病気の可能性を除外するために、採血やCTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査検査も行われることがあります。

アニサキス症の根本治療は、診断と同じく胃カメラで行います。ただし夜間や土日祝日に病院を受診する際には注意が必要です。胃カメラが夜間に行える医療機関は大病院であっても少ないため、応急処置だけをして翌朝再度の受診が必要となる場合や、入院の上で翌日に改めて治療を行う場合も多いためです。胃カメラ以外の治療としては、アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態反応を押さえるような点滴を行うこともあります。

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