じょくそう(とこずれ)

褥瘡(床ずれ)

布団やベッドなどと触れる部分の皮膚が、長い間圧迫されづづけることで血流が不足して、皮膚や筋肉などの組織が壊死すること

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14人の医師がチェック 99回の改訂 最終更新: 2016.09.12

褥瘡(床ずれ)の基礎知識

褥瘡(床ずれ)について

  • 布団やベッドなどと触れる部分の皮膚が、長い間圧迫され続けることで血流が不足して、皮膚や筋肉などの組織が壊死ある部位の細胞が死んでしまうこと。多くの場合、血管が詰まったり、つぶれたりして、血液が流れなくなってしまうことが原因となるする状態
  • 主な原因
    • 自分で体を自由に動かすことができない人は、皮膚の同じ部分が長時間続けて圧迫されてしまうことがある
    • 皮膚が圧迫されると、場所によっては皮膚や筋肉などに十分な血流が届かなくなり、壊死してしまう
  • 脳卒中などで、体を自由に動かせない、寝たきり状態の人に多く起こる
  • 特に以下の特徴がある人に起こりやすい
    • 痩せている人、十分な栄養がとれていない人
    • 皮膚が乾燥したり薄い人(高齢者に多い)
    • 排泄物や汗による皮膚のふやけが起こりやすい人
    • 糖尿病認知症などで痛みの感覚が鈍くなっている人

褥瘡(床ずれ)の症状

  • 褥瘡が起こりやすい場所は、「寝たり座ったときに体重がかかりやすく、骨があたりやすいところ」
  • 特に仰向けに寝た時に体重のかかる部分で起こりやすい
    • 仙骨部(おしりの中央の骨がすぐ触れる部分)
    • かかと
  • 最初は皮膚が赤くなるだけであるが、その状態が続くと水ぶくれになったり、皮膚がやぶれてじゅくじゅくしたり、潰瘍臓器や粘膜が部分的にえぐれてしまっている状態。何らかの理由で壁の防御機構が壊れてしまっていることが原因となりやすいができる
  • ひどくなると骨が見えるくらいまで皮膚がえぐれてしまうことがある
  • 感染症何らかの病原体が引き起こす病気。細菌、ウイルス、真菌などが原因となることが多い。人から人へ直接うつらないものも含めた総称を引き起こすと発熱したり場合によっては生命を脅かすこともある

褥瘡(床ずれ)の検査・診断

  • 褥瘡は見て診断する
    • 皮膚が赤くなって、押しても白くならない場合は要注意
  • 感染が疑われる場合は血液検査や細菌検査病気を引き起こしている細菌の、種類を特定するための検査を行う

褥瘡(床ずれ)の治療法

  • 予防が最も大切
    • 除圧(クッションを使ったり、体の向きを変える)
    • スキンケア(清潔を保つ、保湿クリームを塗る)
    • 十分な栄養
  • 一旦褥瘡ができてしまった場合は、上記の予防は常に続けながら毎日よく洗い流すなどして清潔に保つことが重要
    • 傷の状態によっては、感染を防ぐ軟膏や傷の治りを早める軟膏、浸出液などを閉じ込める閉鎖療法などが行われる  
    • 壊死ある部位の細胞が死んでしまうこと。多くの場合、血管が詰まったり、つぶれたりして、血液が流れなくなってしまうことが原因となるしてしまった組織は感染の元となるため、切除が必要となる
  • 治療に使われる薬剤
    • 軟膏、クリームの保護剤
    • 抗菌薬細菌感染症に対して用いられ、細菌の増殖を防ぐ、もしくは殺菌する薬。ウイルスや真菌(かび)には効果がない入りの塗り薬
    • プロスタグランジン(傷口の血流をよくする)入りの軟膏 など

褥瘡(床ずれ)に関連する治療薬

褥瘡(床ずれ)・皮膚潰瘍治療薬

  • 褥瘡(床ずれ)などの皮膚潰瘍に用い、薬剤によって感染制御、壊死組織の除去、創面の修復、血管新生など作用は様々であり、創面(傷口)の状態に合わせて薬剤を使い分ける
    • 褥瘡(床ずれ)は布団などと触れる部分の皮膚が長い間の圧迫での血流悪化により皮膚や筋肉などの組織が壊死する状態
    • 褥瘡は創面の色調により病期が4期(黒色期、黄色期、赤色期、白色期)に分かれる
    • 褥瘡の治療目標は大きく分けると「黒色期〜黄色期では壊死細胞の除去や感染制御」「赤色期〜白色期では創面の水分環境の保持・改善や保護」となる
  • 褥瘡以外にも外傷、熱傷、手術の傷などの皮膚潰瘍の治療にも使用する場合もある
褥瘡(床ずれ)・皮膚潰瘍治療薬についてもっと詳しく

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