あだむすすとーくすしょうこうぐん

アダムスストークス症候群

不整脈によって、脳に十分な血液が流れずめまいや失神が起こる状態

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12人の医師がチェック 132回の改訂 最終更新: 2017.06.15

アダムスストークス症候群の基礎知識

アダムスストークス症候群について

  • 脳に十分な血液が流れず、めまいや失神脳への血流が一時的に足りなくなることによって、意識を失うことが起こる状態
  • 不整脈が原因で十分に心臓が血液を送り出せなくなる
    • 多くの場合は徐脈脈がゆっくりなこと(50-60回/分以下とすることが多い)。必ずしも病気によるものであるとは限らないによる影響で起こる
  • アダムス・ストークス症候群を起こす不整脈の例
  • 不整脈の種類によっては突然死につながることがある
  • 虚血性心疾患狭心症心筋梗塞)が原因となって不整脈が起こることがある

アダムスストークス症候群の症状

  • 主な症状
    • めまい
    • 突然目の前が真っ暗になる
    • 顔面蒼白
    • 失神脳への血流が一時的に足りなくなることによって、意識を失うこと
    • けいれん
    • 頭痛
    • 意識消失
    • 昏睡
  • 場合によっては突然死することもある

アダムスストークス症候群の検査・診断

  • 心電図心臓から出ている弱い電気を感知して、心臓の状態を調べる検査:病気特有の心臓の波形などを調べる
    • ホルター心電図首からかけられるサイズの心電図計を丸一日間着用して、心臓の状態を調べる検査。通常の心電図検査よりも情報量が多い:短時間の心電図で不十分な場合に行う24時間装着型の心電図検査心臓から出ている弱い電気を感知して、心臓の状態を調べる検査
  • 植込み型心電図ループレコーダー:症状が重くても一時的にしか見られない波形をより詳しく調べる
    • 局所麻酔を行って胸の前の部分を1cmほど皮膚を切り、その裏側に小さな心電図を留置する

アダムスストークス症候群の治療法

  • まずは、原因となっている可能性のあるものを避けることが重要
    • 使用している薬の副作用が疑われれば、可能な範囲で一度薬を飲むのを中止あるいは変更してみる
    • 体内のミネラル水の中に溶けると電気を通す性質をもつ物質で、ミネラルとも呼ばれる。ナトリウムやカリウムが有名電解質水の中に溶けると電気を通す性質をもつ物質で、ミネラルとも呼ばれる。ナトリウムやカリウムが有名)バランスが原因となっている場合には、直ちに点滴治療を行う
  • 原因となる不整脈のタイプによって異なる
    • 徐脈脈がゆっくりなこと(50-60回/分以下とすることが多い)。必ずしも病気によるものであるとは限らない不整脈であれば、ペースメーカー不整脈の治療に用いる小型の機械。心臓に電気刺激を与えて、脈を一定にコントロールするの植え込み
    • 頻脈脈が早い状態(100回/分以上とされることが多い)。運動や緊張が原因の、病的でないものも含まれる不整脈であれば、内服薬飲み薬のこと除細動不整脈の原因となる心室細動や心房細動を抑えて、正常な調律に戻す方法器の植え込み、カテーテル治療カテーテルと呼ばれる細い管を、腕や脚の付け根の血管から挿入し、治療したい部位の近くまで血管内を進めて治療する方法などを適宜併用する
  • 放っておくと失神脳への血流が一時的に足りなくなることによって、意識を失うことや突然死を起こすため、早期の治療が必要
    • 失神によって突如として倒れてしまうこともあるので、二次的な被害にも注意が必要である

アダムスストークス症候群の経過と病院探しのポイント

アダムスストークス症候群かなと感じている方

アダムスストークス症候群は、不整脈のある方に発症症状や病気が発生する、または発生し始めることするめまいや失神脳への血流が一時的に足りなくなることによって、意識を失うことといった症状を指します。上記のような症状に該当していてご心配な方はまず近くのクリニックを受診して、症状の原因が不整脈なのかを確かめることが必要です。めまいや失神といった症状は心臓以外が原因で生じることもあり、その場合は(その後に総合病院内科、外科、小児科、産婦人科など主要な科が揃っている病院のこと。現在、明確な定義はないを受診するとしても)受診する診療科が変わってくるためです。

その上でアダムスストークス症候群だということになれば、最初にかかった医療機関から診療情報提供書前の病院で行われた検査や治療、経過をまとめて、他の医療機関へ引き継ぐための資料。俗に「紹介状」と呼ばれているものを指す紹介状前の病院で行われた検査や治療、経過をまとめて、他の医療機関へ引き継ぐための資料。正式名称は「診療情報提供書」)をもらった上で専門病院を受診するのが良いでしょう。診療情報提供書がないと基本的な検査を一からやり直すことになってしまうためご注意なさって下さい。

アダムスストークス症候群はめまいや失神といった症状がでる病気ですが、その原因は様々な不整脈です。単なる不整脈ではなく、上記のような症状が出ている重症な不整脈ですから、もし診断が既についているのであれば、循環器を専門とした病院や、一通りの診療科が揃っている総合病院の受診が勧められます。

強い症状が一時的でなく持続している場合には、意識がなかったり歩けなかったりするでしょうから、救急車での受診が必要になるかと思われます。救急隊は、近さや病院の専門性を考慮した上で、適切な病院を判断し案内してくれます。

アダムスストークス症候群の診断は診察、問診医師が、ある症状や病気についての経過を聞き、質問を繰り返すこと心電図心臓から出ている弱い電気を感知して、心臓の状態を調べる検査で行います。しかし、めまいや失神などの症状が出ている時に心電図を取らなければ診断につながらず、病院を受診した時にはもう治まってしまっている、というケースもあるのが難しいところです。

このような場合でもより適切な診断に近づくために、ホルター心電図首からかけられるサイズの心電図計を丸一日間着用して、心臓の状態を調べる検査。通常の心電図検査よりも情報量が多いと呼ばれる検査があります。これは体に付けたしたまま日常生活が送れる、装着型の心電図計です。24時間から48時間心電図をつけたままにして生活し、もしその間に発作比較的急激に、症状が一定時間あらわれること。その後の時間経過や適切な治療によって、症状が無くなりやすいものを指すことが多いが起きれば、その瞬間の心電図を記録しておくことができます。このホルター心電図の検査を行っているかどうかというのは、病院探しの上で一つ参考となるかもしれません。

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アダムスストークス症候群でお困りの方

アダムスストークス症候群の発作比較的急激に、症状が一定時間あらわれること。その後の時間経過や適切な治療によって、症状が無くなりやすいものを指すことが多いは一時的である場合が多いですが、症状が続いている場合には、何らかの他の心臓病(心筋梗塞など)が隠れている可能性があります。病院につき次第、直ちにカテーテル検査腕や脚の血管から細長い管(カテーテル)を挿入して、血液の流れや血管の中の状況を詳しく調べる検査。心臓や脳の血管を調べるために行われることが多いなどを含めた専門的な検査、治療が必要です。

逆に不整脈が治まっていて、症状がその時点では既にない場合、緊急治療は必要ありませんが、その後の治療を入念に検討する必要があります。治療法は不整脈ごとに異なるため詳細はそれぞれのページに譲りますが、大きく分けて、内服薬飲み薬のことによる治療、ペースメーカー不整脈の治療に用いる小型の機械。心臓に電気刺激を与えて、脈を一定にコントロールするによる治療、カテーテルによる治療(カテーテルアブレーションカテーテルを用いた不整脈の治療法で、心臓の筋肉の一部を電気で焼き切るもの)といった種類のものがあります。ペースメーカーやカテーテル治療カテーテルと呼ばれる細い管を、腕や脚の付け根の血管から挿入し、治療したい部位の近くまで血管内を進めて治療する方法は小さな病院だと行えないことがありますので、受診先を検討する際には、このような治療が受けられるかどうかという点にも注意が必要です。

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