あだむすすとーくすしょうこうぐん
アダムスストークス症候群
不整脈によって、脳に十分な血液が流れずめまいや失神が起こる状態
12人の医師がチェック 132回の改訂 最終更新: 2017.07.21

Beta アダムスストークス症候群についての医師コメント

聞きなれない名前だと思いますが、要するに不整脈のために頭に血流が行かず失神が起きてしまうような状態です。不整脈と言ってもいろいろあって、脈が飛ぶことを多少自覚する程度で症状がないような場合はそんなに神経質になる必要はないと思うのですが、「失神」というのは非常に怖いです。危険な作業に従事している時(車の運転を含む)に失神してしまうと死亡事故を引き起こしてしまうというだけでなく、こういった不整脈が心室細動など致死的な不整脈を引き起こしてしまい突然死につながることもあります。
まずは不整脈があるかどうかのチェックが必要です。一回の心電図で不整脈がつかまればよいですがなかなかそうはいかず、一日心電図をつけるホルター心電図というものをやることが多いです。それでもつかまらなくて不整脈が疑わしい場合は心電図計を身体に一時的に留置することが必要になります。そこまでして診断をつけたい理由が、上で述べたように「見逃すと突然死につながるから」です。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.05.17

50代男性、交通事故のため救急搬送された。前の車に追突してしまったとのことだが、事故のことは覚えていなかった。交通事故による外傷はほとんどなし。
交通事故の外傷は問題なしと判断したが、「事故のことを覚えていない」ということが気になり、心電図を施行したところ、三度房室ブロック(完全房室ブロック)であった。循環器内科にコンサルトし、ペースメーカーの植え込みについて検討されることとなった。
この症例はおそらく不整脈による失神のせいで、交通事故を起こしてしまったのだと考えられます。事故後ボーっとしている人は、事故による脳震盪だと簡単に片付けてしまう人もいますが、実際はこういうこともあります。
医者の側は「事故のことを覚えているか」しつこく聞き出し、失神が疑われる状況であれば心電図をとるようにしています。今回はたまたま命が助かっても、次に失神発作が起きてしまった時には死んでしまうかもしれないので見逃しは厳禁!です。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.05.17

不整脈は種類が多く、全ての不整脈が問題になるわけではありません。不整脈がある、と言われると不安に感じられる方が多いと思います。不整脈の診断は難しいので、循環器科のような不整脈の専門の先生の診療を受け、どのようなタイプの不整脈なのかを聞き、治療の必要があるのか判断していただくと良いでしょう。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.13


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