2016.03.27 | ニュース

アルコールが原因での救急搬送の割合が一番高い時間帯と、運ばれてくる人の特徴

都市部での割合とコストを検証
from Emergency medicine journal : EMJ
アルコールが原因での救急搬送の割合が一番高い時間帯と、運ばれてくる人の特徴の写真
(C) ioPatuca Images - Fotolia.com

急性アルコール中毒など、アルコールに関連する救急搬送はとても多く、東京都内だけでも毎年1万人以上が救急で運ばれています。都市部での救急搬送における割合とコストについてイギリスの研究チームが検証しました。

◆カルテと呼気アルコール検査を検証

研究チームは、イギリス都市部にある大規模救急施設での診療記録を調べました。アルコールに関連する救急外来の割合とそのコストを報告しました。

 

◆週末早朝に若い男性がよく運ばれる

結果は以下のとおりでした。

後向・前向コホートでのアルコール関連受診割合は、それぞれ12%・15%であった。

平日では4~60%と幅があり、週末には70%を超えた。週末早朝に受診した若い男性がアルコール関連受診の最大の割合を占めた。受診あたりの平均コストは249ポンド(標準偏差1064ポンド)で、入院例は851ポンド (標準偏差2549ポンド)だった。

アルコール関連での救急搬送の割合は、週末に上がり最大70%を超えました。外来受診あたりの平均コストは249ポンド(約4万円)、入院は851ポンド(約13万円)でした。若い男性が週末早朝に多く救急搬送されました。

 

日本では病院によりますが、1日の入院で約2万円前後かかり、さらに様々な処置にかかわる費用がかかります。救急車の搬送については税金でまかなわれます。

日本でも、まだお酒に慣れていない20代の男性が救急搬送される割合が多いです。お花見や歓送迎会の多い3月・4月、ご自身も一緒に飲んでいる周りの人も、飲酒量やその時の体調に気をつけて、楽しく飲めればよいですね。万が一、一緒に飲んでいる人が倒れたら、応急処置できるように、方法をチェックされるのもおすすめします。

参考文献

Prevalence of alcohol related attendance at an inner city emergency department and its impact: a dual prospective and retrospective cohort study

Emerg Med J. 2016 Mar.

[PMID: 26698364]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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