2016.03.28 | PR

今話題の遠隔診療、MEDLEYニュースで振り返り

オンライン通院システム「CLINICS」の紹介を添えて
今話題の遠隔診療、MEDLEYニュースで振り返りの写真
(C) Photographee.eu

生活習慣が多様化し、平日日中の通院に負担を感じる人も多くなる中、遠隔診療への関心が高まっています。メドレーは、通院負担が治療率低迷の一因となっているという問題に答えるため、オンライン通院システム「CLINICS」を開発しました。

情報技術が診療の可能性を広げる

診療を受けたい患者さんのライフスタイルが多様化する一方で、情報技術の発達により、今まで対面でしか行えなかった様々なコミュニケーションが、遠隔でも対面と同等レベルでできるようになってきています。診療行為に含まれる問診・視診や、薬剤の副作用などに対する説明などに関しても例外ではありません。

CLINICSとは?

CLINICSはウェブブラウザを用いて患者が医療機関を24時間いつでも予約でき、担当医師に遠隔診療を受けることができるというしくみです。

遠隔で予約して診察を受ける患者さんからの支払いを確実に行うため、事前にクレジットカードを登録してもらい、診療報酬請求が確定後に決済が可能な機能を持たせました。その結果、患者さんは来院して長い待ち時間を過ごすことなく自宅で快適な診療を受けることが可能となりました。

CLINICSが導入された最初の施設である新六本木クリニック院長の来田誠氏は、CLINICSを使って実現したいこととして、「近隣で働くビジネスマンが通院のために時間を取らなくても治療を受けられるようにすることで、メンタルヘルス疾患、生活習慣病など、長期間治療を継続することのモチベーションが下がりやすい慢性疾患の治療の継続率を高めることを目指します。さらに産業医面談、ストレスチェック後面談など、産業保健分野での活用も行っていく予定です」とコメントしています。

来田氏はさらに、遠隔診療の将来について「実際にオンライン通院システムを使った結果を集約した上で、遠隔診療が対面診療に劣っている点、劣っていない点が丁寧に検証され、診療報酬上も遠隔診療が適切に評価されることを期待しています」という展望を示しています。

CLINICSを利用する施設はさらに増えています。本日(3月28日)、CLINICSを導入予定の2施設がそれぞれプレスリリースを公開しています。

「霧島記念病院、生活習慣病外来に遠隔診療を導入」

http://www.medley.jp/news/release/post-857/

「とうきょうスカイツリー駅前内科、外来に遠隔診療を導入」

http://www.medley.jp/news/release/post-854/

霧島記念病院は3月29日から、とうきょうスカイツリー駅前内科は3月28日から、遠隔診療を導入した外来の受付を開始します。

 

世界で広がる遠隔診療

海外でも遠隔診療の試みは数多くなされています。MEDLEYニュースでも以前にいくつかを紹介しました。遠隔診療がどんなことに活かされているのか、振り返ってみましょう。

 

「精神科医のビデオカンファレンスがADHDに効果あり」

このアメリカの研究では、ADHDの子どもを対象に、ビデオ通話を使って小児精神科専門の医師が服薬指導を行った結果、非専門の医師が中心になって対面のケアを行った場合よりも症状の改善が大きくなりました。

こうした方法には、どんな利点があると考えられているのでしょうか。ほかの研究を例に考えてみましょう

 

「インターネット上の治療でうつが治る?」

ここでは病気のため運動能力の障害がある人を対象として、オンラインの治療が提供されています。治療のために施設に通うことが難しい場合が想定されています。

 

「変形性膝関節症の手術後のリハビリは自宅でやっても効果がある?」

この研究では遠隔でリハビリの指導が行われています。膝の手術を受けたあとで歩くことに負担がある人にとって、頻繁に施設に通わなくて済むのは魅力がありそうです。

これらの先行例では、状況に応じて従来の診療を補ったり、より効率的にしたりすることを期待させる結果が得られています。今後の試みの中では、すでに結果が出ている面だけでなく、実践の中で、これまで認知されていなかった需要を発見することも課題のひとつと言えるでしょう。

遠隔診療によって、これまでできなかったことに期待がかかる反面、医療の質が低下してしまうのではないかという懸念もあります。CLINICSには初回の保険診療に関しては原則対面でしか行えず、また再診時にも医師の指示次第では次回診察を対面に切り替えることができるという対策が盛り込まれています。

日本の医療には治療開始率・治療継続率が低いこと、患者の通院負担が大きいという問題がしばしば指摘されます。遠隔診療の試みは、これらの問題をめぐる状況を大きく変えるかもしれません。メドレーはCLINICSを通じて、さらに病気事典MEDLEYもあわせて整備することで、患者のライフスタイルに合わせた医療の新しいあり方を提示し、実現したいと考えています。

CLINICSについて詳しくは特設サイトをご覧ください。

CLINICS(クリニクス) - オンライン通院システム 

執筆者

大脇 幸志郎

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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