2016.03.12 | ニュース

入院した高齢者で、不眠はどんな人に多い?

163人の調査から
from Journal of clinical sleep medicine : JCSM : official publication of the American Academy of Sleep Medicine
入院した高齢者で、不眠はどんな人に多い?の写真
(C) Photographee.eu - Fotolia.com

入院治療を必要とする病気は、さまざまな面から睡眠に影響します。高齢者を対象に、退院後の睡眠の質がどのように変化するか、またそれに影響する要素が検討されました。

◆リハビリをして退院した高齢者の睡眠はどうなったか?

研究班は、回復期リハビリテーションを受ける平均79歳の入院患者を対象として、リハビリテーション開始時、退院時、以後3か月ごとに睡眠の質を質問票で聞き取りました。

統計解析により、睡眠の質が時期とともに変化する様子にどのような特徴があるかが検討されました。

 

◆一貫して良いか、一貫して悪いか

解析の結果、対象者は一貫して睡眠の質が良いグループと、一貫して睡眠の質が悪いグループのふたつに分かれると見られました。その要因について次の結果が得られました。

ロジスティック回帰分析により、痛みとうつ症状が一貫して、慢性的に睡眠の質が低い分類に入る可能性が大きくなることと正に関連することが示された。

痛みまたはうつ症状がある人には、一貫して睡眠の質が悪いグループに入る人が多く見られました

 

病気の治療では、主な症状以外にも不眠などの影響が出ないように対策することが大切です。痛みで眠れないといった問題に対処するためにも、まずは気になる症状を積極的に主治医に訴えることが第一歩です。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

Patterns and predictors of sleep quality before, during, and after hospitalization in older adults.

J Clin Sleep Med. 2015 Jan 15.

[PMID: 25325580]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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