2016.01.28 | ニュース

閉経後の腰痛はピラティスで改善する?

理学療法と組み合わせた効果を検証
from Disability and rehabilitation
閉経後の腰痛はピラティスで改善する?の写真
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一般的に女性は50歳前後で閉経を迎えますが、閉経後に腰痛になる方も多いです。この研究は、閉経後に腰痛となった患者を対象に、ピラティスを行った際に腰痛が改善するか検証しました。

◆101人を対象に検証

この研究は、101人の患者を、ピラティスと理学療法を組み合わせた群(PPT群)と、理学療法のみを行う群(PT群)にわけ、6週間実施した後の腰痛の程度を調査しました。

 

◆閉経後の腰痛に対するピラティスの効果は?

結果は、以下の通りでした。

治療後6週間の痛みと能力障害は群間で有意に相違があり、PPT群の方が良い結果であり、痛みと能力障害のeffect sizeはそれぞれd=3.14とd=2.33であった。[…]。

ピラティスと理学療法を組み合わせた群では、理学療法のみを行った群と比べ、痛みが改善する結果となりました。

 

腰痛がひどくなると、日常生活もおっくうになりがちです。腰痛の原因を調べたうえで、ピラティスも治療の一つとして考えても良いかもしれません。

執筆者

com

参考文献

Short- and long-term effects of a six-week clinical Pilates program in addition to physical therapy on postmenopausal women with chronic low back pain: a randomized controlled trial.

Disabil Rehabil. 2015 Oct 16.

[PMID: 26474232]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。