◆WHO加盟54ヵ国のデータを解析
研究チームはWHO加盟54か国の2012年の出産データを解析しました。
◆帝王切開率19%までは生存率の上昇と関連
2012年に推定2,290万件の帝王切開手術がおこなわれており、帝王切開率が19%程度までの国では、帝王切開が多い国のほうが母体および新生児の生存率が上がっているという結果でした。
WHOの勧める帝王切開率は1985年に発表されたもので、様々な出産の背景を考慮して、再検討される必要があるのかもしれません。
執筆者
参考文献
Relationship Between Cesarean Delivery Rate and Maternal and Neonatal Mortality
JAMA. 2015 December 1
[PMID: 26624825]
※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。