2015.12.06 | ニュース

日本でも承認された糖尿病の薬に、実は血圧を下げる効果もあった

3,300人を分析
from Diabetes, obesity & metabolism
日本でも承認された糖尿病の薬に、実は血圧を下げる効果もあった の写真
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糖尿病と高血圧は心筋梗塞や脳卒中などの病気を引き起こすと言われています。今回の研究では、昨年日本で承認された糖尿病薬のエンパグリフロジン(商品名:ジャディアンス)が糖尿病だけではなく、高血圧に対しても有効であることを報告しました。

◆エンパグリフロジン(商品名:ジャディアンス)は血圧も下げる?

エンパグリフロジンは、糖尿病薬として近年日本でも承認された薬です。その効果として、血圧を下げる可能性も言われてきました。

2型糖尿病患者と高血圧症を持つ患者3,300人を対象にした過去の研究のデータを改めて解析することにより、24週間のエンパグリフロジンの服用による効果を検証しました。

 

◆エンパグリフロジンで血圧低下!

以下の結果が得られました。

エンパグリフロジンは、心拍数を増加せずに、両方のコホートで収縮期血圧(SBP)と拡張期血圧を減少した(p<0.001 vs プラセボ)。

エンパグリフロジンにより、最高血圧、最低血圧ともに減少したという結果でした。

 

糖尿病薬の服用により、血圧も下げることができるのだとしたら、糖尿病と高血圧を同時に治療するときに役に立つかもしれません。心筋梗塞脳卒中などの病気の予防としても、今後さらなる検証が進むかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Effects of empagliflozin on blood pressure and markers of arterial stiffness and vascular resistance in patients with type 2 diabetes.

Diabetes Obes Metab. 2015 Dec

[PMID: 26343814]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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