2015.10.13 | ニュース

インフルエンザにより死亡した子どもはどのような特徴があったか?

アメリカにおいて2004年から2012年に得られたデータを分析
from Pediatrics
インフルエンザにより死亡した子どもはどのような特徴があったか?の写真
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子どもがインフルエンザに感染すると、重症化した場合には死に至ることがあります。アメリカで2004年から2012年に調査されたデータから、その傾向を分析した2013年の論文を紹介します。

◆インフルエンザ感染により死亡した子どもの特徴を調査

今回の研究は、2004年から2012年の間に、アメリカの疾病管理予防センターに報告されたインフルエンザ感染により死亡した18歳未満の子ども830人を分析しました。

 

◆インフルエンザ感染により死亡した子どもの一部にもともとリスクがあった

以下の結果が得られました。

年齢の中央値は7歳(四分位間範囲1歳-12歳)だった。

35%の子どもが入院前に死亡した。 医療歴がわかった子ども794人のうち、43%がリスクの高い医療状況ではなく、33%が神経学的障害を持ち、12%が遺伝的または染色体の障害を持っていた。

インフルエンザにより死亡した子どもの年齢は半数が7歳以下、4分の3が12歳以下で、35%が入院前に死亡していました脳性麻痺など神経系の病気がもともとあった子どもが33%、遺伝子の異常や染色体の異常が見つかっていた子どもが12%でした。

 

年齢が小さい子どもや、もともと病気がある子どもではインフルエンザにもより注意が必要と言えるかもしれません。今回の研究は、アメリカの結果ですので、日本にそのまま当てはまらない可能性もありますが、インフルエンザの予防や治療を考えるうえで参考になるかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Influenza-associated pediatric deaths in the United States, 2004-2012.

Pediatrics. 2013 Nov

[PMID: 24167165]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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