◆脂質異常症を起こしやすいマウスで実験
研究班は、遺伝子改変により脂質異常症を起こしやすくしたマウスを使って、リンゴのポリフェノールの効果を調べました。マウスに12週間リンゴのポリフェノールを与え、体重や血液検査値の変化を計測しました。
◆体重、コレステロール、中性脂肪が改善
リンゴのポリフェノールを与えたマウスでは、与えなかったマウスに比べて、12週間で体重が軽く、血中の総コレステロールが少なく、中性脂肪が少なくなりました。
マウスでの結果が人間にも当てはまるとは限りませんが、ポリフェノールの働きをよりよく理解する助けになるかもしれません。
執筆者
参考文献
Apple Polyphenols Decrease Atherosclerosis and Hepatic Steatosis in ApoE(-/-) Mice through the ROS/MAPK/NF-κB Pathway.
Nutrients. 2015 Aug 24
[PMID: 26305254]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。