2016.02.03 | ニュース

ゴマを食べると中性脂肪が減る

文献調査による検証
from The British journal of nutrition
ゴマを食べると中性脂肪が減るの写真
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中性脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられ、体に異常に中性脂肪が蓄積されると心筋梗塞などのリスクにつながります。今回の調査で、ゴマに中性脂肪を減らす効果があるか調べられました。

◆ ゴマと中性脂肪

ゴマには、血液中の脂質を下げるとされているビタミンEや食物繊維が含まれています。実際に、ゴマに血液中の脂質を下げる効果があるか、これまでに研究が行われています。論文データベースの中から、2015年5月までに発表された、ゴマの摂取と血液中の脂質の関係を調べた研究論文が集められました。合計10個の研究論文が対象となり、データをまとめて統計的解析が行われました。

 

◆ ゴマで血液中の中性脂肪が減る

次の結果が得られました。

[...]、血清中の中性脂肪レベルがゴマの摂取後に有意に減少した(-0.24 mmol/l; 95 % 信頼区間-0·32から-0·15; P<0.001, I2=84 %)。

ゴマを食べると血液中の中性脂肪が減少したという事が報告されました。

 

今回の調査で、ゴマは血液中の中性脂肪を減らすという結果が出ましたが、研究者達は「ゴマを食べることは血液中の中性脂肪を有意に減らすと結論できるが、コレステロールを低下させる効果を証明する証拠は不十分だった」と述べています。

ゴマが血液中の脂質を下げることで、結果として病気を予防する効果を証明するには、さらなる研究が必要かもしれません。

執筆者

宮本 望都喜

参考文献

Sesame fractions and lipid profiles: a systematic review and meta-analysis of controlled trials.

Br J Nutr. 2016 Jan. [Epub ahead of print]

[PMID: 26758593]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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