2015.04.28 | ニュース

未破裂脳動脈瘤の3年内の破裂を予測できる!?

本邦の研究グループが日本人5,651名を分析
from Annals of neurology
未破裂脳動脈瘤の3年内の破裂を予測できる!?の写真
(C) microworks - Fotolia.com

未破裂脳動脈瘤は、破裂するとくも膜下出血を起こす大きな原因のひとつです。今回、日本の研究グループUCAS JAPANが、日本人を対象に、未破裂脳動脈瘤が3年以内に破裂するかどうかを予測する要因を特定しました。

未破裂脳動脈瘤はいつ破裂するかわからない

未破裂脳動脈瘤は、ただあるだけでは症状もあまりなく、気付かれにくいものです。しかし、破裂したら死に至るケースも非常に多く、破裂を予測することでその予防につながる可能性があります。

この研究では、日本の研究グループであるUCAS JAPANが、日本人5,651名(未破裂脳動脈瘤6,606個)を対象に、個人情報と脳動脈瘤の大きさ、位置、形状などを調査した後、3年以内に脳動脈瘤が破裂するか否かを追跡しました。

 

3年以内の破裂には脳動脈瘤の状態、形状以外に、年齢、性別、高血圧が関連

調査の結果、3年以内に破裂した未破裂脳動脈瘤は107個で、破裂のリスクを高める要因は、70歳以上、女性、高血圧があること、脳動脈瘤の大きさ、位置、形状でした。脳動脈瘤が2つ以上あることは、破裂のリスクにはあまり関係がありませんでした。

未破裂脳動脈瘤を見つけた場合には、破裂に関わる要因をふまえ、治療法を決定していく必要があると筆者らは述べています。

 

医師のみなさんは、臨床経験を踏まえて、今回の結果をどのように解釈されるでしょうか?

執筆者

MT

参考文献

Prediction model for three-year rupture risk of unruptured cerebral aneurysms in Japanese patients.

Ann Neurol. 2015 Mar 6

 

[PMID: 25753954]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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