薬の解説 分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔ALK-TKI〕) ALK(未分化リンパ腫キナーゼ)融合遺伝子から作られるタンパク質のチロシンキナーゼ活性を阻害し無秩序な細胞増殖を抑えることで抗腫瘍作用をあらわす薬
薬の解説 分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔レンバチニブメシル酸塩製剤〕) がん細胞の増殖に必要な血管新生などに関わる受容体チロシンキナーゼを阻害し血管内皮細胞増殖阻害作用などにより抗腫瘍効果をあらわす薬
薬の解説 分子標的薬(セツキシマブ〔抗ヒトEGFRモノクローナル抗体〕) 細胞が増殖するために必要なシグナル伝達に関わる上皮成長因子受容体(EGFR)に結合することで細胞増殖のシグナル伝達を遮断し、がん細胞増殖抑制作用などをあらわす薬
薬の解説 分子標的薬(ニボルマブ〔ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体〕) リンパ球の活性化を抑制する受容体であるPD-1と、がん細胞が作り出すPD-1リガンドの結合を阻害することで、がん細胞への免疫反応を亢進させ抗腫瘍効果をあらわす薬 同義語 免疫チェックポイント阻害薬
薬の解説 分子標的薬(ブレンツキシマブ ベドチン) ホジキンリンパ腫などの腫瘍細胞に発現しているCD30抗原に特異的に結合し細胞内へ取り込まれた後、細胞分裂に重要な役割を担う微小管の阻害作用をあらわす物質を放出し腫瘍細胞の増殖を抑制することで抗腫瘍効果をあらわす薬 同義語 微小管阻害薬結合抗CD30モノクローナル抗体
薬の解説 プロテアソーム阻害薬 細胞周期に重要な役割を果たすプロテアソームという酵素を阻害し、不要となったタンパク質を細胞に蓄積させたり、がん細胞の増殖、転移などを亢進する転写因子の活性阻害作用などにより、腫瘍細胞の自滅(アポトーシス)を誘導し抗腫瘍効果をあらわす薬 同義語 分子標的薬
薬の解説 分子標的薬(ペムブロリズマブ〔ヒト化抗ヒトPD-1モノクローナル抗体〕) リンパ球の活性化を抑制するPD-1と、がん細胞が作り出すPD-1リガンドの結合を阻害することで、がん細胞への免疫反応を亢進させ抗腫瘍効果をあらわす薬 同義語 免疫チェックポイント阻害薬
薬の解説 がん化学療法用尿酸分解酵素製剤(ラスブリカーゼ製剤) 尿酸をアラントインという比較的水溶性の高い物質に変換させる尿酸酸化酵素としての作用により尿酸値を低下させ、がん化学療法や放射線治療などによっておこる腫瘍崩壊症による高尿酸血症を改善する薬
薬の解説 ルキソリチニブ(JAK阻害薬) 体内で血液系細胞の分化・増殖、TNF-αやIL-6などの炎症性サイトカインのシグナル伝達などに深く関わるJAL(ヤヌスキナーゼ)を阻害することで骨髄線維症や真性多血症などの骨髄増殖性腫瘍による症状を改善する薬 同義語 ヤヌスキナーゼ阻害薬
薬の解説 アフリベルセプト ベータ製剤(VEGF阻害剤) がん細胞の増殖に必要な血管新生に関わる血管内皮増殖因子(VEGF)とその受容体であるVEGFR(血管内皮増殖因子受容体)との結合を阻害し、血管新生を阻害することで抗腫瘍効果をあらわす薬 同義語 血管内皮増殖因子阻害剤