薬の解説 ATP(アデノシン三リン酸)製剤 体内のエネルギー供給物質であるATP(アデノシン三リン酸)を主な成分とする製剤で、血管拡張作用により血流や組織代謝などを改善することで、心不全によるむくみなどの改善、眼精疲労や胃炎の改善、メニエール病などによるめまいやその随伴症状(耳鳴り、難聴など)などの改善が期待できる薬
薬の解説 ARB・カルシウム拮抗薬・利尿薬配合剤 血圧上昇などの要因となる体内物質(アンジオテンシンII)の受容体阻害作用、血管収縮に関与するカルシウムイオンの細胞内への流入を阻害する作用、体内の過度な水分を体外に排出する利尿作用により、降圧作用などをあらわす薬 同義語 AT1受容体拮抗薬・Ca拮抗薬・利尿薬合剤
薬の解説 HCNチャネル阻害薬(イバブラジン) 心臓の洞結節の自発興奮に関わるHCNチャネルを阻害し、心臓の過剰な働きを穏やかにすることにより心拍数を減少させ、心臓の負担を軽減する薬 同義語 Ifチャネル阻害薬
薬の解説 ベルイシグアト(慢性心不全治療薬) sGC(可溶性グアニル酸シクラーゼ)への刺激作用などにより、心筋や血管の機能調節に関わる体内物質cGMP(環状グアノシン一リン酸)の産生を促すことで心不全(慢性心不全)の病態進行を抑える薬 同義語 可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激薬 sGC刺激薬
薬の解説 ADP阻害薬(抗血小板薬) ADP(アデノシン二リン酸)という物質の働きを阻害し、血小板の活性化に基づく血小板凝集を抑え、血栓の形成を抑え血管をつまらせないようにする薬 同義語 アデノシン二リン酸阻害薬 P2Y12受容体拮抗薬
薬の解説 選択的アルドステロン拮抗薬(エプレレノン、エサキセレノン) 血圧を上げたり心臓の肥大などに関わる体内物質アルドステロンの働きを阻害し降圧作用などをあらわすことで高血圧症や慢性心不全などの治療に使われる薬 同義語 選択的アルドステロンブロッカー