処方薬
メキニスト錠0.5mg
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メキニスト錠0.5mgの基本情報

メキニスト錠0.5mgの概要

商品名 メキニスト錠0.5mg
一般名 トラメチニブジメチルスルホキシド付加物錠
薬価・規格 7874.9円 (0.5mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ノバルティス ファーマ
ブランド メキニスト錠0.5mg 他
YJコード 4291047F1026
レセプト電算コード 622485101
識別コード GS
添付文書PDFファイル

メキニスト錠0.5mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 白血病を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の増殖に関与するタンパク質の働きをおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

メキニスト錠0.5mgの用途

  • BRAF遺伝子変異を有する再発又は難治性の有毛細胞白血病
  • BRAF遺伝子変異を有する進行・再発の固形腫瘍<結腸・直腸癌を除く>
  • BRAF遺伝子変異を有する悪性黒色腫
  • BRAF遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

メキニスト錠0.5mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

出血、毛包炎、膿疱性皮疹、爪囲炎、好中球減少症、貧血、血小板減少症、白血球減少症、食欲減退、脱水、低ナトリウム血症

起こる可能性のある重大な副作用

駆出率減少、重篤な心障害、肝機能障害、ALT上昇、AST上昇、心不全、左室機能不全、間質性肺疾患、横紋筋融解症、静脈血栓塞栓症、脳血管障害、脳出血、脳血管発作

上記以外の副作用

低リン血症、高血糖、頭痛、浮動性めまい、霧視、ぶどう膜炎、視力障害、眼窩周囲浮腫、高血圧、低血圧、鼻出血、歯肉出血、リンパ浮腫、咳嗽、呼吸困難、悪心、下痢、嘔吐、便秘、腹痛、口内乾燥、口内炎、ALP増加、γ-GTP増加、発疹、皮膚乾燥、皮膚そう痒症、ざ瘡様皮膚炎、紅斑、日光角化症、寝汗、皮膚過角化、脱毛症、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚病変、多汗症、脂肪織炎、皮膚亀裂、光線過敏症、関節痛、筋肉痛、四肢痛、筋痙縮、血中CK増加、発熱、疲労、悪寒、無力症、末梢性浮腫、インフルエンザ様疾患、粘膜炎症、顔面浮腫、脂漏性角化症、ひび、あかぎれ、尿路感染、上咽頭炎、網脈絡膜症、網膜剥離、視力低下、徐脈、過敏症、腎炎、腎不全、尿細管間質性腎炎、急性腎障害、乳頭腫、皮膚有棘細胞癌、アクロコルドン、原発性悪性黒色腫、ケラトアカントーマ、ボーエン病、視神経乳頭浮腫、蜂巣炎、網膜色素上皮剥離、網膜静脈閉塞、QT間隔延長、QTc間隔延長、心拍数減少、膵炎

メキニスト錠0.5mgの用法・用量

  • 〈悪性黒色腫〉ダブラフェニブとの併用において、通常、成人にはトラメチニブとして2mgを1日1回、空腹時に経口投与する
  • ただし、悪性黒色腫で術後補助療法の場合には、投与期間は12ヵ月間までとする
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • 〈非小細胞肺癌、有毛細胞白血病〉ダブラフェニブとの併用において、通常、成人にはトラメチニブとして2mgを1日1回、空腹時に経口投与する
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • 〈固形腫瘍〉ダブラフェニブとの併用において、通常、トラメチニブとして次の用量を1日1回、空腹時に経口投与する
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • ・ 成人には、2mg
  • ・ 小児には、体重に合わせて次の用量
  • 1). 体重26kg以上38kg未満:1mg
  • 2). 体重38kg以上51kg未満:1.5mg
  • 3). 体重51kg以上:2mg
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉食後に本剤を投与した場合、Cmax低下及びAUC低下するとの報告がある
  • 食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること〔16.2.1参照〕
  • 7.2. 〈効能共通〉本剤投与により副作用が発現した場合には、次記の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること
  • ただし、有棘細胞癌(皮膚扁平上皮癌)又は新たな原発性悪性黒色腫が発現した場合には、外科的切除等の適切な処置を行った上で、休薬、減量することなく治療を継続することができる
  • [休薬、減量及び中止基準]1). NCI-CTCAE*によるGrade判定が、忍容不能なGrade2又はGrade3:休薬、Grade1以下まで軽快後、1段階減量して投与を再開
  • 2). NCI-CTCAE*によるGrade判定が、Grade4:原則投与中止、治療継続が患者にとって望ましいと判断された場合には、Grade1以下まで軽快後、1段階減量して投与を再開
  • *)NCI-CTCAE v4.0によりGradeを判定
  • [用量調節の目安(成人)]1). 通常投与量:2mg(1日1回)
  • 2). 1段階減量:1.5mg(1日1回)
  • 3). 2段階減量:1mg(1日1回)
  • 4). 3段階減量:投与中止
  • [用量調節の目安(小児)]1). 通常投与量:1mg(1日1回):①. 1段階減量:0.5mg(1日1回)
  • ②. 2段階減量:投与中止
  • 2). 通常投与量:1.5mg(1日1回):①. 1段階減量:1mg(1日1回)
  • ②. 2段階減量:0.5mg(1日1回)
  • ③. 3段階減量:投与中止
  • 3). 通常投与量:2mg(1日1回):①. 1段階減量:1.5mg(1日1回)
  • ②. 2段階減量:1mg(1日1回)
  • ③. 3段階減量:投与中止
  • 適切な処置により副作用が管理できた場合には、減量時と逆の段階を経て増量可
  • 7.3. 〈効能共通〉0.5mg錠と2mg錠の生物学的同等性は示されていないため、2mgを投与する際には0.5mg錠を使用しないこと
  • 7.4. 〈固形腫瘍〉26kg未満の小児患者における有効性及び安全性は確立していない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

メキニスト錠0.5mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

メキニスト錠0.5mgと主成分が同じ薬

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メキニスト錠0.5mgに関係する解説

MEK阻害薬

  • メキニスト錠0.5mgは、MEK阻害薬に分類される。
  • MEK阻害薬とは、がん細胞の増殖に関わるMEK(MEKタンパク質)の活性化を阻害することで抗腫瘍効果をあらわす薬。

MEK阻害薬の代表的な商品名

  • メキニスト
  • メクトビ
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