メキニスト錠0.5mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
出血、毛包炎、膿疱性皮疹、爪囲炎、好中球減少症、貧血、血小板減少症、白血球減少症、食欲減退、脱水、低ナトリウム血症
起こる可能性のある重大な副作用
駆出率減少、重篤な心障害、肝機能障害、ALT上昇、AST上昇、心不全、左室機能不全、間質性肺疾患、横紋筋融解症、静脈血栓塞栓症、脳血管障害、脳出血、脳血管発作
上記以外の副作用
低リン血症、高血糖、頭痛、浮動性めまい、霧視、ぶどう膜炎、視力障害、眼窩周囲浮腫、高血圧、低血圧、鼻出血、歯肉出血、リンパ浮腫、咳嗽、呼吸困難、悪心、下痢、嘔吐、便秘、腹痛、口内乾燥、口内炎、ALP増加、γ-GTP増加、発疹、皮膚乾燥、皮膚そう痒症、ざ瘡様皮膚炎、紅斑、日光角化症、寝汗、皮膚過角化、脱毛症、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚病変、多汗症、脂肪織炎、皮膚亀裂、光線過敏症、関節痛、筋肉痛、四肢痛、筋痙縮、血中CK増加、発熱、疲労、悪寒、無力症、末梢性浮腫、インフルエンザ様疾患、粘膜炎症、顔面浮腫、脂漏性角化症、ひび、あかぎれ、尿路感染、上咽頭炎、網脈絡膜症、網膜剥離、視力低下、徐脈、過敏症、腎炎、腎不全、尿細管間質性腎炎、急性腎障害、乳頭腫、皮膚有棘細胞癌、アクロコルドン、原発性悪性黒色腫、ケラトアカントーマ、ボーエン病、視神経乳頭浮腫、蜂巣炎、網膜色素上皮剥離、網膜静脈閉塞、QT間隔延長、QTc間隔延長、心拍数減少、膵炎
メキニスト錠0.5mgの用法・用量
- 〈悪性黒色腫〉ダブラフェニブとの併用において、通常、成人にはトラメチニブとして2mgを1日1回、空腹時に経口投与する
- ただし、悪性黒色腫で術後補助療法の場合には、投与期間は12ヵ月間までとする
- 〈非小細胞肺癌、有毛細胞白血病〉ダブラフェニブとの併用において、通常、成人にはトラメチニブとして2mgを1日1回、空腹時に経口投与する
- 〈固形腫瘍〉ダブラフェニブとの併用において、通常、トラメチニブとして次の用量を1日1回、空腹時に経口投与する
- ・ 成人には、2mg
- ・ 小児には、体重に合わせて次の用量
- 1). 体重26kg以上38kg未満:1mg
- 2). 体重38kg以上51kg未満:1.5mg
- 3). 体重51kg以上:2mg
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉食後に本剤を投与した場合、Cmax低下及びAUC低下するとの報告がある
- 食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること〔16.2.1参照〕
- 7.2. 〈効能共通〉本剤投与により副作用が発現した場合には、次記の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること
- ただし、有棘細胞癌(皮膚扁平上皮癌)又は新たな原発性悪性黒色腫が発現した場合には、外科的切除等の適切な処置を行った上で、休薬、減量することなく治療を継続することができる
- [休薬、減量及び中止基準]1). NCI-CTCAE*によるGrade判定が、忍容不能なGrade2又はGrade3:休薬、Grade1以下まで軽快後、1段階減量して投与を再開
- 2). NCI-CTCAE*によるGrade判定が、Grade4:原則投与中止、治療継続が患者にとって望ましいと判断された場合には、Grade1以下まで軽快後、1段階減量して投与を再開
- *)NCI-CTCAE v4.0によりGradeを判定
- [用量調節の目安(成人)]1). 通常投与量:2mg(1日1回)
- 2). 1段階減量:1.5mg(1日1回)
- 3). 2段階減量:1mg(1日1回)
- 4). 3段階減量:投与中止
- [用量調節の目安(小児)]1). 通常投与量:1mg(1日1回):①. 1段階減量:0.5mg(1日1回)
- ②. 2段階減量:投与中止
- 2). 通常投与量:1.5mg(1日1回):①. 1段階減量:1mg(1日1回)
- ②. 2段階減量:0.5mg(1日1回)
- ③. 3段階減量:投与中止
- 3). 通常投与量:2mg(1日1回):①. 1段階減量:1.5mg(1日1回)
- ②. 2段階減量:1mg(1日1回)
- ③. 3段階減量:投与中止
- 適切な処置により副作用が管理できた場合には、減量時と逆の段階を経て増量可
- 7.3. 〈効能共通〉0.5mg錠と2mg錠の生物学的同等性は示されていないため、2mgを投与する際には0.5mg錠を使用しないこと
- 7.4. 〈固形腫瘍〉26kg未満の小児患者における有効性及び安全性は確立していない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。