処方薬
ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」
後発

ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」の基本情報

ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」の概要

商品名 ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」
一般名 ドセタキセル注射液
薬価・規格 10775.0円 (80mg4mL1瓶)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 シオノギファーマ
ブランド ドセタキセル点滴静注20mg/1mL「ケミファ」 他
YJコード 4240405A4044
レセプト電算コード 622295001
添付文書PDFファイル

ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」の主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の細胞分裂を停止させ、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」の用途

ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発熱、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、下痢、皮疹、浮腫、口内炎、食欲不振、悪心、嘔吐

起こる可能性のある重大な副作用

白血球減少、好中球減少、発熱性好中球減少、ヘモグロビン減少、血小板減少、ショック症状、アナフィラキシー、呼吸困難、気管支痙攣、血圧低下、胸部圧迫感、発疹、急性腎障害、重篤な腎障害、間質性肺炎、肺炎、心不全、播種性血管内凝固症候群、DIC、腸管穿孔、胃腸出血、大腸炎、胸水、腹水、重篤な浮腫、重篤な体液貯留、感染症、敗血症、感染症増悪、骨髄抑制、汎血球減少、痙攣、黄疸、肝不全、著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいAl-P上昇、重篤な肝障害、肺線維症、放射線肺臓炎、虚血性大腸炎、腹痛、吐血、下血、イレウス、急性呼吸促迫症候群、呼吸障害、急性膵炎、血清アミラーゼ値異常、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、多形紅斑、水疱性皮疹、滲出性皮疹、心タンポナーデ、肺水腫、心筋梗塞、静脈血栓塞栓症、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低浸透圧血症、低ナトリウム血症、尿中ナトリウム排泄量増加、意識障害、重篤な口内炎、粘膜炎、血管炎、末梢神経障害、四肢脱力感、末梢性運動障害、Radiation Recall現象

上記以外の副作用

便潜血、過敏症、アレルギー、発赤、脱毛、しびれ感、γ-GTP上昇、LDH上昇、蛋白尿、K異常、Na異常、Cl異常、Ca異常、BUN上昇、全身倦怠感、総蛋白異常、アルブミン異常、A/G比異常、CK異常、脱力感、腹部膨満感、便秘、舌炎、口内乾燥、そう痒感、潮紅、皮膚色素沈着、爪疾患、爪剥離、爪変形、爪変色、爪下出血、爪下血腫、爪下膿瘍、頭痛、意識喪失、見当識障害、めまい、昏迷、難聴、耳鳴、味覚異常、不眠、羞明、視力異常、流涙、結膜炎、筋肉痛、関節痛、筋力低下、背部痛、総ビリルビン上昇、クレアチニン上昇、尿糖、血尿、乏尿、頻尿、血圧上昇、不整脈、動悸、頻脈、咽頭炎、咳嗽、静脈炎、疼痛、胸痛、全身痛、熱感、腰痛、鼻出血、ほてり、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食道炎、しゃっくり、皮膚剥離、手足症候群、皮膚エリテマトーデス、皮膚強皮症様変化、傾眠、視覚障害、閃光、光のちらつき、暗点、涙道閉塞、黄斑浮腫、筋炎、血痰、脱水

ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」の用法・用量

  • 1). 乳癌、非小細胞肺癌、胃癌、頭頸部癌:通常、成人に1日1回、ドセタキセルとして60mg/㎡(体表面積)を1時間以上かけて3~4週間間隔で点滴静注する
    • なお、患者の状態により適宜増減すること
  • ただし、1回最高用量は75mg/㎡とする
  • 2). 卵巣癌:通常、成人に1日1回、ドセタキセルとして70mg/㎡(体表面積)を1時間以上かけて3~4週間間隔で点滴静注する
    • なお、患者の状態により適宜増減すること
  • ただし、1回最高用量は75mg/㎡とする
  • 3). 食道癌、子宮体癌:通常、成人に1日1回、ドセタキセルとして70mg/㎡(体表面積)を1時間以上かけて3~4週間間隔で点滴静注する
    • なお、患者の状態により適宜減量すること
  • 4). 前立腺癌:通常、成人に1日1回、ドセタキセルとして75mg/㎡(体表面積)を1時間以上かけて3週間間隔で点滴静注する
    • なお、患者の状態により適宜減量すること
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤の投与にあたっては、特に本剤の用量規制因子である好中球数の変動に十分留意し、投与当日の好中球数が2000/mm3未満であれば、投与を延期すること
  • 7.2. 本剤の投与量が増加すると、骨髄抑制がより強くあらわれるおそれがあるので注意すること〔1.警告の項、8.1、9.1.1、11.1.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 感染症
    • 重篤な過敏症
    • 重篤な骨髄抑制
    • 発熱を有し感染症
    • 肝機能異常
    • 肝機能障害
    • 間質性肺炎
    • 骨髄抑制
    • 腎機能障害
    • 肺線維症
    • 浮腫
    • 血中ビリルビン高値
    • 好中球数が2000/mm3未満
    • 脳転移病巣
    • アルコールに過敏
    • 血中アルカリホスファターゼ高値を伴うトランスアミナーゼ高値

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制等の副作用が増強
アゾール系抗真菌剤 副作用が強くあらわれる
ミコナゾール 副作用が強くあらわれる
エリスロマイシン 副作用が強くあらわれる
クラリスロマイシン 副作用が強くあらわれる
シクロスポリン 副作用が強くあらわれる
ミダゾラム 副作用が強くあらわれる

ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」と主成分が同じ薬

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ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」に関係する解説

微小管阻害薬(タキサン系)

  • ドセタキセル点滴静注80mg/4mL「ケミファ」は、微小管阻害薬(タキサン系)に分類される。
  • 微小管阻害薬(タキサン系)とは、細胞分裂で重要な役割を果たす微小管に作用し細胞分裂を阻害することで抗腫瘍効果をあらわす薬。

微小管阻害薬(タキサン系)の代表的な商品名

  • タキソール
  • タキソテール、ワンタキソテール
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