ブレビブロック注100mgに関係する解説
β遮断薬
- ブレビブロック注100mgは、β遮断薬に分類される。
- β遮断薬とは、交感神経のβ受容体への遮断作用により血圧や心拍数などを抑えることで高血圧、狭心症、頻脈性不整脈などを改善する薬。
β遮断薬の代表的な商品名
- インデラル
- テノーミン
- メインテート、ビソノ
- セロケン、ロプレソール
- ハイパジール
| 商品名 | ブレビブロック注100mg |
|---|---|
| 一般名 | エスモロール塩酸塩注射液 |
| 薬価・規格 | 2682.0円 (100mg10mL1瓶) |
| 薬の形状 |
注射薬 > 液剤 > 注射液
|
| 製造会社 | 丸石製薬 |
| YJコード | 2123405A1023 |
| レセプト電算コード | 640462042 |
徐脈、ST低下、心室性期外収縮、蒼白、潮紅、胸痛、失神、味覚障害、めまい、傾眠、錯乱
低血圧、心不全、末梢性虚血、心停止、高度徐脈、房室ブロック、気管支痙攣、呼吸困難、喘鳴、痙攣発作、血栓性静脈炎、肺水腫
頭痛、激越、感覚障害、抑うつ、思考異常、不安、ふらつき感、言語障害、鼻閉、ラ音、悪心、嘔吐、消化不良、食欲不振、便秘、口渇、腹痛、皮膚壊死、炎症、硬結、注射部位反応、浮腫、紅斑、皮膚変色、灼熱感、疲労、尿閉、視覚異常、骨痛、悪寒、発熱、無力症
| 薬剤名 | 影響 |
|---|---|
| 麻酔剤 | 過剰の交感神経抑制 |
| セボフルラン | 過剰の交感神経抑制 |
| プロポフォール | 過剰の交感神経抑制 |
| フェンタニル | 過剰の交感神経抑制 |
| 筋弛緩剤 | 筋弛緩作用時間を延長 |
| スキサメトニウム | 筋弛緩作用時間を延長 |
| 交感神経遮断剤 | 交感神経系の過剰の抑制<徐脈・心不全等> |
| カルシウム拮抗剤 | 低血圧・徐脈・房室ブロック等の伝導障害、心不全 |
| ベラパミル | 低血圧・徐脈・房室ブロック等の伝導障害、心不全 |
| ジルチアゼム | 低血圧・徐脈・房室ブロック等の伝導障害、心不全 |
| ニフェジピン | 低血圧・徐脈・房室ブロック等の伝導障害、心不全 |
| 降圧作用を有する薬剤 | 降圧作用を増強 |
| ニトロプルシドナトリウム | 降圧作用を増強 |
| モルヒネ | 本剤の作用が増強 |
| 血糖降下剤 | 血糖降下作用が増強 |
| インスリン製剤 | 血糖降下作用が増強 |
| アセトヘキサミド | 血糖降下作用が増強 |
| クラス1抗不整脈剤 | 過度の心機能抑制<徐脈・心停止等> |
| ジソピラミド | 過度の心機能抑制<徐脈・心停止等> |
| プロカインアミド | 過度の心機能抑制<徐脈・心停止等> |
| アナモレリン塩酸塩 | 過度の心機能抑制<徐脈・心停止等> |
| ジギタリス剤 | 房室伝導時間が延長し徐脈・房室ブロック |
| 交感神経作動薬 | 相互の薬剤の効果が減弱、血管収縮、血圧上昇、徐脈 |
| エピネフリン | 相互の薬剤の効果が減弱、血管収縮、血圧上昇、徐脈 |
| セリチニブ | 徐脈 |
| コリンエステラーゼ阻害剤 | 本剤の代謝を阻害し作用が増強及び作用時間が延長 |
| ネオスチグミン | 本剤の代謝を阻害し作用が増強及び作用時間が延長 |
| 臭化ジスチグミン | 本剤の代謝を阻害し作用が増強及び作用時間が延長 |
| 塩化エドロホニウム | 本剤の代謝を阻害し作用が増強及び作用時間が延長 |
| クロニジン塩酸塩 | 投与中止後のリバウンド現象<血圧上昇>を増強 |
| グアナベンズ酢酸塩 | 投与中止後のリバウンド現象<血圧上昇>を増強 |
| パシレオチドパモ酸塩 | 重度の徐脈、心ブロック |
| フィンゴリモド塩酸塩 | 重度の徐脈、心ブロック |