処方薬
ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」
後発

ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」の基本情報

ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」の概要

商品名 ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」
一般名 ジクロフェナクナトリウム25mg坐剤
薬価・規格 20.3円 (25mg1個)
薬の形状
外用薬 > 挿入剤 > 坐剤
外用薬 > 挿入剤 > 坐剤のアイコン
製造会社 日医工
ブランド ジクロフェナクナトリウム坐剤12.5mg「日医工」 他
YJコード 1147700J2231
レセプト電算コード 621362236
識別コード O.S-MC25
添付文書PDFファイル

ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」の主な効果と作用

  • 痛みや炎症の原因となる物質(プロスタグランジン)が作られるのをおさえる働きがあります。
  • 炎症による痛みやはれをやわらげ、熱を下げる坐薬です。

ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」の用途

ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

浮腫、腹痛、下痢、便秘、口内炎、皮膚そう痒症、発疹、顔面浮腫、めまい、全身けん怠感、貧血

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、胸内苦悶、冷汗、呼吸困難、四肢冷却、血圧低下、意識障害、蕁麻疹、血管浮腫、出血性ショック、穿孔、消化管潰瘍、消化管狭窄、消化管閉塞、再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、紅皮症、剥脱性皮膚炎、急性腎障害、間質性腎炎、腎乳頭壊死、ネフローゼ症候群、乏尿、血尿、尿蛋白、BUN上昇、血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症、重症喘息発作、アスピリン喘息、間質性肺炎、うっ血性心不全、心筋梗塞、無菌性髄膜炎、項部硬直、発熱、頭痛、悪心、嘔吐、意識混濁、重篤な肝機能障害、肝機能障害、劇症肝炎、広範な肝壊死、急激な意識障害、急性脳症、かぜ様症状、激しい嘔吐、痙攣、ライ症候群、横紋筋融解症、急激な腎機能悪化、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、脳血管障害

上記以外の副作用

喘息発作、軟便、直腸粘膜刺激、消化性潰瘍、胃腸出血、食欲不振、胃炎、吐血、下血、胃痛、小腸潰瘍、大腸潰瘍、出血性大腸炎、クローン病悪化、潰瘍性大腸炎悪化、膵炎、食道障害、出血傾向、血小板機能低下、出血時間延長、AST上昇、ALT上昇、黄疸、光線過敏症、過敏症、紫斑、多形紅斑、アレルギー性紫斑、眠気、不眠、神経過敏、しびれ、振戦、錯乱、幻覚、抑うつ、不安、記憶障害、耳鳴、視覚異常、霧視、味覚障害、聴覚障害、血圧上昇、動悸、頻脈、胸痛、発汗、脱毛、血管炎

ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」の用法・用量

  • 成人:ジクロフェナクナトリウムとして通常1回25~50mgを1日1~2回、直腸内に挿入するが、年齢、症状に応じ低用量投与が望ましい
  • 低体温によるショックを起こすことがあるので、高齢者に投与する場合には少量から投与を開始すること
  • 小児:ジクロフェナクナトリウムとして1回の投与に体重1kgあたり0.5~1.0mgを1日1~2回、直腸内に挿入する
    • なお、年齢、症状に応じ低用量投与が望ましい
  • 低体温によるショックを起こすことがあるので、少量から投与を開始すること
  • 年齢別投与量の目安は1回量として次記のとおりである
  • 1歳以上3歳未満:6.25mg
  • 3歳以上6歳未満:6.25~12.5mg
  • 6歳以上9歳未満:12.5mg
  • 9歳以上12歳未満:12.5~25mg
  • (用法及び用量に関連する注意)他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アスピリン喘息
    • 過敏症
    • 痔疾
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な高血圧症
    • 重篤な腎機能障害
    • 重篤な心機能不全
    • 消化性潰瘍
    • 直腸炎
    • 直腸出血
    • 重篤な血液異常
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤等により誘発される喘息発作
    • トリアムテレン投与中
    • インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症
    • 小児のウイルス性疾患
    • 感染症
    • 消耗性疾患
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍
    • SLE
    • 混合性結合組織病
    • 潰瘍性大腸炎
    • 肝性ポルフィリン症
    • クローン病
    • 腎血流量低下
    • 出血傾向
    • 消化管手術後
    • 腹水を伴う肝硬変
    • 心機能障害
    • 全身性エリテマトーデス
    • 大手術後
    • 利尿剤投与中
    • インフルエンザの臨床経過中に脳炎・脳症を発症
    • インフルエンザの臨床経過中に脳炎・脳症を発症した小児
    • 腎機能に著しい影響を与える薬剤投与中
    • 血液異常<重篤な血液異常を除く>
    • 肝機能障害<重篤な肝機能障害を除く>
    • 高血圧症<重篤な高血圧症を除く>
    • 腎機能障害<重篤な腎機能障害を除く>
    • 気管支喘息<アスピリン喘息又はその既往歴を除く>
    • 心機能障害<重篤な心機能不全を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
利尿剤 腎不全、作用を減弱
腎機能に影響を及ぼす薬剤使用中 腎不全
トリアムテレン 急性腎障害
CYP2C9阻害剤 本剤のCmaxとAUCが増加
ボリコナゾール 本剤のCmaxとAUCが増加
ニューキノロン系抗菌剤 痙攣
レボフロキサシン 痙攣
リチウム製剤 血中濃度を高めその作用を増強
強心配糖体製剤 血中濃度を高めその作用を増強
ジゴキシン 血中濃度を高めその作用を増強
メトトレキサート製剤 血中濃度を高めその作用を増強
アスピリン 相互に作用が減弱、消化器系の副作用を増強
非ステロイド系抗炎症剤 相互に胃腸障害等が増強
副腎皮質ホルモン剤 相互に副作用<特に胃腸障害等>が増強
プレドニゾロン 相互に副作用<特に胃腸障害等>が増強
血圧降下剤 降圧作用を減弱、腎機能を悪化
β-遮断剤 降圧作用を減弱、腎機能を悪化
ACE阻害剤 降圧作用を減弱、腎機能を悪化
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 降圧作用を減弱、腎機能を悪化
ヒドロクロロチアジド 作用を減弱
フロセミド 作用を減弱
カリウム保持性利尿剤 作用を減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症
スピロノラクトン 作用を減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症
カンレノ酸 作用を減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症
抗アルドステロン剤 作用を減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症
エプレレノン 作用を減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症
血液凝固阻止剤 出血の危険性が増大
抗血小板剤 出血の危険性が増大
ワルファリン 出血の危険性が増大
レビパリン 出血の危険性が増大
クロピドグレル 出血の危険性が増大
エノキサパリン 出血の危険性が増大
デフィブロチド 出血の危険性が増大
シクロスポリン 腎機能障害を増強、高カリウム血症
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール 高カリウム血症
コレスチラミン<経口> 本剤の血中濃度が低下
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 消化管出血
フルボキサミン 消化管出血
パロキセチン 消化管出血

ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」と主成分が同じ薬

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ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」に関係する解説

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)

  • ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「日医工」は、非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)に分類される。
  • 非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)とは、体内で炎症などを引きおこす体内物質プロスタグランジンの生成を抑え、炎症や痛みなどを抑え、熱を下げる薬。

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)の代表的な商品名

  • ロキソニン
  • アスピリン
  • セレコックス
  • ボルタレン
  • ナイキサン
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