クマリン系抗凝固薬(ワルファリンカリウム製剤)
ビタミンKが関与する血液凝固因子の産生を抑え、血液を固まりにくくし、血栓ができるのを防ぐ薬
クマリン系抗凝固薬(ワルファリンカリウム製剤)を使う主な病気
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脳梗塞
脳の血管が詰まる結果、酸素や栄養が行き届かなくなり、脳細胞が壊死する。運動・感覚の麻痺などを起こし、後遺症による寝たきりや死亡にもつながる -
一過性脳虚血発作(TIA)
脳の血流が一時的に悪くなり、脳梗塞のような症状が短時間現れて消える病気。数日以内に脳梗塞に進行する可能性がある -
心筋梗塞
心臓の筋肉に酸素を送る血管(冠動脈)が詰まってしまい、組織が壊死すること。突然死の原因になる -
不整脈
心臓が正常な一定リズムで脈を打つのではなく、速くなったり遅くなったり、リズムが乱れたりすること。心臓の病気や薬剤による副作用、血液中電解質のバランス異常などが原因となる -
肺塞栓症(エコノミークラス症候群)
手足の静脈に血栓ができ、血管の中を流れて肺の血管に詰まってしまう病気。呼吸が苦しくなったり、場合によっては命に関わる -
心房細動
本来一定のリズムで拍動する心房が、ぶるぶると不規則に震えることで生じる不整脈。血流が滞り心臓内に血栓を作ることで脳梗塞などの原因となる -
閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)
動脈硬化(動脈にコレステロールなどの沈着物が貯まった状態)が進むことで、足などの血行不良と強い痛みが起こる病気 -
血栓性静脈炎
血栓を伴う静脈の炎症。様々な原因によって起こる -
脳卒中
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作など脳の血管が破れたり詰まったりする病気の総称