ポリミキシンB製剤 - 解説(効能効果・副作用・薬理作用など) | MEDLEY(メドレー)
ポリミキシンB製剤
細菌の細胞膜に作用し細胞膜透過性に変化をきたすことで抗菌作用をあらわす薬

ポリミキシンB製剤の解説

ポリミキシンB製剤の効果と作用機序

  • 細菌の細胞膜に作用し細胞膜透過性に変化をきたすことで抗菌作用をあらわす薬
    • 細菌の細胞膜は生命維持に必要な物質の透過などを行っている
    • 細菌の細胞膜の透過性が変化すると細胞内の成分が放出され細菌は生きていけなくなる
    • 本剤は細菌細胞膜の透過性を変化させることで殺菌的に抗菌作用をあらわす
  • ポリミキシンB(散剤)は内服薬として以外に、散剤を蒸留水などに溶解し皮膚に散布するなど局所投与としても使用する薬剤

ポリミキシンB製剤の薬理作用

細胞膜は細菌の生命維持に必要な物質の透過などを行っている。この細胞膜の透過性が変化してしまうと、細胞内の成分が放出することなどによって細菌は生きていけなくなる。

本剤は主として細菌の細胞膜に作用し、細胞膜透過性に変化をきたすことにより殺菌的に抗菌作用をあらわす。本剤は緑膿菌、大腸菌、肺炎桿菌、エンテロバクターなどのグラム陰性桿菌という種類に属する菌に対して高い抗菌作用をあらわすとされる。なお、本剤の散剤は経口投与のほか、外傷・熱傷・手術創などの二次感染に対して使用する際などに散剤を蒸留水や生理食塩水で溶解して患部に散布する局所投与として使用する場合もある。

ポリミキシンB製剤の主な副作用や注意点

  • 過敏症
    • 発疹、痒みなどがあらわれる可能性がある
  • 神経系症状
    • 頻度は稀だが、耳への局所投与において難聴があらわれることがあるなど、神経系症状に注意する

ポリミキシンB製剤の一般的な商品とその特徴

硫酸ポリミキシンB

  • 肝障害における肝性脳症に対して使用する場合もある
    • 腸の中で肝性脳症の原因となるアンモニアを産生する細菌に対して抗菌作用をあらわす
  • 散剤の局所投与に関して
    • 軟膏剤(例:アズノール軟膏 など)と混合し、熱傷などの二次感染へ使用する場合もある