しゃせいしょうがい
射精障害
射精に関する異常の総称
1人の医師がチェック 10回の改訂 最終更新: 2026.08.02 斎木 寛・医師

射精障害の基礎知識

POINT 射精障害とは

射精に関する異常の総称です。射精が早すぎたり、遅すぎたり、あるいは射精できない、精液がほとんど出ない、射精時に痛みがあるなどの症状が該当します。勃起障害とは異なる問題ですが、同時に存在することもあります。原因には糖尿病や神経疾患、前立腺・骨盤内手術後、薬剤、ホルモン異常、心理的要因など様々なものが考えられます。性生活だけでなく、不妊の原因として問題になることもあるため、症状に悩んでいる人や、妊娠を希望している人は泌尿器科で相談してください。

射精障害について

  • 射精障害は、射精のタイミング、精液の出方、射精のしやすさ、射精時の感覚などに異常が生じる状態
  • 単一の病気というより、複数の原因で起こる射精に関するトラブルの総称
  • 勃起障害とは異なるが、同時にみられることもある
  • 性生活の満足度だけでなく、不妊の原因として問題になることもある
  • 主な分類
    • 早漏:射精までの時間が短く、本人またはパートナーが困っている状態
    • 無射精・遅漏:射精までに非常に時間がかかる、または射精できない状態。加齢、神経障害、薬剤、心理的要因などが関係することがある
    • 逆行性射精:射精時に精液が尿道の外へ出ず、膀胱側へ逆流する状態。薬剤や前立腺の手術が原因になる
    • 射精量の低下
    • 射精時痛 など

射精障害の症状

  • 症状は次のように多様である
  • 射精が早すぎる
  • 射精までに時間がかかる
  • 射精できない
  • 射精感はあるが精液がほとんど出ない
  • 精液量が少ない
  • 射精時に痛みがある
  • オルガズムの感覚が弱い
  • 自慰では射精できるが性交での射精は難しい
  • 勃起障害を伴うことがある

射精障害の検査・診断

  • 問診
  • 身体診察
  • 尿検査:逆行性射精が考えられる人に行うことがある
  • 精液検査:男性不妊の評価を行うことがある
  • 血液検査:糖尿病の有無やホルモンの分泌異常などを調べることがある

射精障害の治療法

  • 射精障害のタイプと原因に応じて治療を選ぶ
  • 薬剤性が疑われる場合は、原因薬の変更や減量を検討
  • 糖尿病、神経疾患、前立腺疾患など背景疾患がある場合はその治療を行う
  • 不妊の治療も希望する人は、泌尿器科や生殖医療で評価する
  • 心理的要因やパートナー関係が関わる場合は、心理療法や性カウンセリングを検討する

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