けいかんむりょくしょう
頸管無力症
自覚症状がないのにもかかわらず、子宮口が開大し妊娠の維持が難しくなる状態
1人の医師がチェック 0回の改訂 最終更新: 2017.12.06

頸管無力症の基礎知識

頸管無力症について

  • 出血や子宮収縮などの自覚症状がないのにもかかわらず、子宮口が開大し流産早産を引き起こすこと
  • 妊娠16週以降にみられる習慣性流産や早産の原因のひとつ
  • 頸管無力症は確定した診断基準は現時点ではない
  • 原因不明の妊娠中期の流産・早産を経験したことがある場合や子宮頸管円錐切除術後には、頸管無力症のリスクが高くなると考えられている

頸管無力症の症状

  • 自覚症状がないのが特徴
  • 検査にて子宮口の開大や頸管長の短縮を認める

頸管無力症の検査・診断

  • 診察
    • 子宮口の開大、性器出血、胎胞の脱出の有無を確認する
  • 超音波検査
    • 子宮頸管の状態、胎胞の形成の有無などを確認する

頸管無力症の治療法

  • 子宮頸管縫縮術
    • 頸管無力症が疑われた場合に妊娠12週以降に行われる
    • 子宮頸管を糸で縛ることで物理的に子宮口の開大を抑制し、流産早産を予防する
    • 絨毛膜羊膜炎などの感染が疑われる場合や子宮収縮が頻回に認められる場合には実施することはできない
    • 子宮頸管縫縮術実施時に予防的に子宮収縮抑制剤や抗菌薬の投与をする場合がある
    • 経膣分娩の前には、抜糸をする必要がある
  • 頸管の短縮や子宮口の開大に注意しながら慎重に経過観察を行う
    • 超音波検査により頸管の変化に注意する
    • 頸管無力症は、自覚症状がないため経過の予測が困難な場合が多い
    • 入院し安静加療をしながら経過観察を行う場合がある


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