きゅせいしきゅうたいじんえん
急性糸球体腎炎
腎臓に障害が起こり、血尿が出たり血圧が上がったりする病気
3人の医師がチェック 29回の改訂 最終更新: 2017.06.15

急性糸球体腎炎の基礎知識

急性糸球体腎炎について

  • 腎臓に障害が起こり、血尿が出たり血圧が上がったりする病気
    • 溶連菌と呼ばれる細菌(のど風邪などの原因となる)が主な原因
    • 溶連菌感染のあと、10日ほど経ってから発症することがある
  • 小児や若年者に多いが、成人にもまれに見られる
  • その他に、急速進行性腎炎症候群なども急性の糸球体腎炎ではあるが、これについては別のページで説明する

急性糸球体腎炎の症状

  • 血尿
  • タンパク尿
  • 尿量が減る
  • むくみ(顔面、まぶた、すね)
  • 高血圧

急性糸球体腎炎の検査・診断

  • 尿検査
    • 血尿タンパク尿の有無を確かめる
  • 血液検査
    • 腎機能の低下の有無を判断
    • 免疫物質の一種である補体の低下が診断の上で参考となる
    • ASO抗体、ASK抗体価の上昇(溶連菌の感染の証拠となる)
  • 腎生検
    • 診断の確定や、病気の進行度の把握が目的

急性糸球体腎炎の治療法

  • 尿量が減る、むくみが強い、高血圧などの症状がある場合には、入院治療が必要となりやすい
    • 入院して安静にすることも治療の一部
    • 塩分や水分摂取を一定範囲内に制限する
    • 利尿薬や降圧薬を使用する
    • 溶連菌に対して抗生物質抗菌薬)を使用する
  • 溶連菌の感染が改善すると共に、尿や腎臓の状態も回復してくることが多い
    • 基本的には後遺症を残すことなく治る病気であるが、まれに腎臓の機能が低下したままになってしまう


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