しょうかかんへいかつきんしゅ
消化管平滑筋腫
食道や胃などの消化管の筋肉から発生する良性の腫瘍
2人の医師がチェック 61回の改訂 最終更新: 2017.09.30

消化管平滑筋腫の基礎知識

POINT 消化管平滑筋腫とは

消化管平滑筋腫は食道や胃などの消化管の筋肉から発生する良性の腫瘍です。食道・胃・小腸・大腸のいずれでも生じることがあります。症状を自覚しないことがほとんどですが、食道平滑筋腫が大きくなった場合は胸焼け・胸痛・胸部違和感などが起こることがあります。 症状や身体診察に加えて、上部消化管内視鏡検査・上部消化管造影検査・CT検査検査を用いて診断します。症状がなければ治療せずに様子を見ることが多いですが、症状があったり腫瘍が大きかったりする場合には内視鏡を用いた治療や手術を行います。消化管平滑筋腫が心配な人や治療したい人は、消化器内科や消化器外科を受診して下さい。

消化管平滑筋腫について

  • 消化管の筋肉(平滑筋)から発生する良性腫瘍
  • 食道、胃、小腸、結腸に腫瘍が出来る
  • 筋肉の層は、消化管の表面の粘膜の下に位置しているため、正常な粘膜が盛り上がった形に見える(粘膜下腫瘍と呼ぶ)
  • 粘膜下腫瘍の中には平滑筋種の他に、平滑筋肉腫GISTといった悪性腫瘍も存在する
    • 食道粘膜下腫瘍の約90%は良性の平滑筋種である
    • 最終的には手術(あるいは内視鏡)で摘出した後の病理検査で、診断が確定される
  • 無症状のことが多く、検診の内視鏡でたまたま発見されたりする

消化管平滑筋腫の症状

  • 基本的には無症状のことが多い
  • 食道平滑筋種の場合
    • 食道の辺りに食べ物が突っかかる
    • 胸焼け
    • 胸痛
    • 胸部違和感

消化管平滑筋腫の検査・診断

  • 上部消化管内視鏡検査胃カメラ
    • 胃カメラでしこりとして発見されることが多い
  • 消化管造影(バリウム検査)
    • 健診などで消化管が狭くなっている様子や隆起が観察される
  • 腹部CT検査
    • 近くの臓器に拡がっていないか、他の部位に転移していないかを確認する

消化管平滑筋腫の治療法

  • 無症状であれば、そのまま様子を見ることが多い
  • 症状があったり、大きい場合、悪性腫瘍が疑われる場合に手術をする
  • 食道平滑筋種の治療:腫瘍の部位、深さ、広がり具合に応じて、下記の治療から選択される
    • 内視鏡的粘膜切除術:腫瘍が表面に近い場合に受けることが出来る
    • 胸腔鏡下筋腫核出術:比較的小さな傷で済むが、手術が始まって難しければ、手術中に開胸に移ることもある
    • 開胸筋腫核出術
    • 食道切除


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