しょうかかんへいかつきんしゅ
消化管平滑筋腫
食道や胃などの消化管の筋肉から発生する良性の腫瘍
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最終更新: 2023.11.14
消化管平滑筋腫の基礎知識
POINT 消化管平滑筋腫とは
消化管平滑筋腫は食道や胃などの消化管の筋肉から発生する良性の腫瘍です。食道・胃・小腸・大腸のいずれでも生じることがあります。症状を自覚しない人がほとんどですが、食道平滑筋腫が大きくなった場合は胸焼け・胸痛・胸部違和感などが起こることがあります。 症状や身体診察に加えて、上部消化管内視鏡検査・上部消化管造影検査・CT検査を用いて診断されます。症状がなければ治療せずに様子を見ることが多いですが、症状があったり腫瘍が大きかったりする人には内視鏡を用いた治療や手術が行われます。消化管平滑筋腫が心配な人や治療したい人は、消化器内科や消化器外科を受診して下さい。
消化管平滑筋腫について
消化管平滑筋腫の症状
- 基本的には無症状のことが多い
- 食道
平滑筋 種の場合- 食道の辺りに食べ物が突っかかる
- 胸焼け
- 胸痛
- 胸部違和感
消化管平滑筋腫の検査・診断
上部消化管内視鏡検査 (胃カメラ )- 胃カメラでしこりとして発見されることが多い
消化管 造影 (バリウム検査)- 健診などで消化管が狭くなっている様子や隆起が観察される
腹部CT検査 - 近くの臓器に拡がっていないか、他の部位に
転移 していないかを確認する
- 近くの臓器に拡がっていないか、他の部位に
消化管平滑筋腫の治療法
- 無症状であれば、そのまま様子を見ることが多い
- 症状があったり、大きい場合、
悪性腫瘍 が疑われる場合に手術をする - 食道
平滑筋 種の治療:腫瘍 の部位、深さ、広がり具合に応じて、下記の治療から選択される内視鏡 的粘膜切除術:腫瘍が表面に近い場合に受けることが出来る胸腔鏡 下筋腫核出術:比較的小さな傷で済むが、手術が始まって難しければ、手術中に開胸に移ることもある- 開胸筋腫核出術
- 食道切除